坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
相手に合わせるーそれでいいの?
日常生活でも多々あることだが
「相手に合わせる」ということがある。
舞台や競技でもあることだと思う。
「相手に合わせる」
と言うのは大事なことではあるけれど
「相手に合わせよう」と思った時
意識はどこから起こすのか?
「相手に合わせよう」
と思うのは悪いことではないが
相手だけを見ている時、自分はおろそかになっていることが少なくない。
まず「自分在りき」だと私は思っている。
自分の体から通して、相手が見える時には
何も心配がないが
相手のしていることだけを追っていると
自分はヌケヌケになっている。
信じられないポカをしてしまう時は
大抵、そういう状況になっている。
例えば、動きの順番をちゃんと覚えていないという時
周りの人を必死で目で追って合わせようとすると
人より遅れていて、誰の目にも覚えておらず
しっかりできていないのがわかる。
自分の体を自分で感じながら
広い視野で前を見ると
自然に周りが見え、体は周りの呼吸やタイミングに
反応できる。
周りの邪魔をしないような動きが可能になる。
そのためには意識のトレーニングが必要になる。
それは自分自身の日常ででできること。
視線の方向、視野を広げる(2018年12月2日 )
のように、自分の裏側からものを見る練習を
家事をしていても、外を歩いていてもやってみることである。
自分の先生が、誰か一人に注意している時でも
他の誰かが何をしているか見えていたり
お母さんが他のことに集中していても
子供のいたずらがわかったりするのも
このような視野の広さによる。