胸郭の意識

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

胸郭の意識

昨日のコラムきれいな立ち方ー受講者様からのご質問1(2018年11月1日)
の中で言及していることを書いてみる。
床から還ってきた力をどのように頭上につなげていくか。
脇を引き込み肩甲骨からの流れを長座につなげる3(2018年10月28日)
でしていることをやってみた。

肋骨が開いた状態
背骨がしなり胸郭に負荷がない状態
上の画像は肩甲骨の間を前に押しているために
胸郭は元の形でなく、横隔膜が開き、肋骨の後ろ側は縮んでいる。
体幹の底を押す意識は薄くなり
お腹は上に持ち上げられて、ぽこんと出るだけでなく
力が入り、脇も縮む。
腕へのつながりも無理がある。

下の画像。
肩甲骨の間を掬い上げるようにして真上に引きあげた。
背骨が無理なくしなり連動する。
体幹の底が押せるので、お腹は上に持ち上げられず
背骨に近い筋肉が伸びる。
横隔膜は開かず、締りのある状態。
肩甲骨~腕~手首へのつながりも無理がない。

背骨が前に押されて無理のある状態
肩甲骨の間を真上に掬い上げる
長座へ至る経緯で
背骨と脚が「L」字のまま引いていくところ。

上の画像では背骨を前に押した状態を
そのまま引いているので、肩甲骨の感覚はなく
肋骨は落ちお腹は固まったまま。
胸郭全体の形はいびつになっている。
肩が上がり、脇も縮む。

下の画像。
肩甲骨の間を上に引き上げ高い位置のまま戻している。
体は無理なく連動している。

肩甲骨、背骨、腕、体幹の底の連動
後ろから見ても体幹は中心に力が締まって
細くなっている。
肩甲骨、腕のつながりにも無理がない。

無理のないしなり
横から見るとこのようになる。
きつい張りがなく楽そうに見える。

肩甲骨の間を掬い上げて伸びたままの長座
長座になるところまで引き込んだところ。
肩甲骨の間を前に押すのでなく
掬い上げるように真上に引き上げたままであると
胸にいらぬ力も入らない。
ひとつずつの部分の意識をたくさん重ねるのでなくて
スタートの明確な意識で
全てが連動するオートマチックな感覚ができる。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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