股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
痛いのを我慢するのではなく、痛くないやり方を考える2
体の不調は、いきなり理由もなく来るのではなく
自分でも気づかないうちに
不具合に至る準備が少しずつされている。
不自然な姿勢のまま過ごしたり
普段の生活にない慣れない動作を長時間続けたり
考えてみれば・・という事情が後で思い当たったりする。
それは自分では特別なことではなかったことであったりするが
そうなる理由は体だけでなく
心の状態も噛み合ったりする。
いったんそうなってしまえば
その前の状態に戻ってやり直すことはできないから
少しでも負担の少ないことを考える。
全く動かずにいることはできないから。
ひどく疲れた後に腰痛の出た人に
自分の楽な姿勢をしてもらう。
この人の場合は背骨を丸くすると痛かったので
それに沿って痛くなく背骨を伸ばせることを
一緒に考えていった。
仰向けにして肩甲骨や骨盤の位置を意識しながら
自分でされるよりも小さく動かして
背骨を伸ばし、痛いところが縮まないやり方を
誘導しながら
痛いところがぶれないように使うことをした。
立ってみて
お能歩きのように腰をぶらさず
体幹主導で脚を送り出せるように
ゆっくりじっくり練習してもらう。
これは全く痛くなかったので
痛いところが縮まない意識ができて
縮んでない所を逃さずに
そこから動くことをしていった。
ケアしながら、もう次の日も
普通にレッスンしておられる。
痛そうには見えない。
痛いのを我慢して動くのでなく
痛くない状態をちゃんと探す。
体が不安定にぶれると
痛くないところまで痛くなる。
どうすると痛くて、どうすれば痛くないか
体を不安定にしないポイントはどこか
そろりそろりと動くだけでは
なかなか痛みはとれない。
自分で意識できるポイントは
ある程度、体のことがわかっている人には
ちゃんと探せる。。