ちょっとした「意識」の差で違ってくること

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

ちょっとした「意識」の差で違ってくること

お盆前のレッスン。
あれっ?と思った。
体の理解をしっかり重ねている人だが、いつもと違う。


単にバーに脚をかけると言うだけのことだが
重心位置は良いところに来ていても
バーにかけた脚を引きこもうとして体が斜めになっている。
結果、体幹の底は押せず抜けてしまったので
そのままプリエすると軸足の上に乗っかってしまった。
もちろんその場で修正してもらった。


よりよい体を作っていくことには
「免許皆伝」はない。
体は日々違う。
毎日の天気や体調や状況、メンタル的なことも加えて
ちょっとしたことで昨日の体とは違う。


それだから部分的なことに意識が行くと
自分の思う認識と
体が行う行動は変化する。
体の流れが通る道は、大雑把ではないから
曖昧な意識になると蓋が開かない。



自分では全体的な流れをイメージしているつもりでも
ほんの一瞬で全体→部分に流れが変わる。
頭で理解し、体で実感していても
それが一瞬で、思うことと違う方向に変化してしまう経験を重ねて
心と体が学習すると
その「狂い」が小さくなっていく。


例えば、一瞬の集中力の度合いがぶれにくくなっていく。
気が逸れてしまうようなことがあっても
すぐに切り替えができる意識が備わっていく。


理解した
実感も出来た
と言っても、子供が九九を覚えても
それを使い、いろんなことに応用できるようになるには
時間の経過が必要、と言えばわかるだろうか。


体のインナー感覚はとても心に近い。
心が揺らぎを一瞬で切り替える練習をしていくと
心も体もぶれにくい。
だから「意識」の精度を上げていく経験を重ねていく。
その鍛錬の場は学びの場にはたくさんあるが
日常生活の中にも
自分の思い方次第でしっかり存在している。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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