体幹を連動させるためのインナー感覚を覚える

うまさきせつこ

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テーマ:ワークショップ セミナー

体幹を連動させるためのインナー感覚を覚える


レッスン風景
昨日のWSでは、体幹を連動させるインナーの繊細な感覚を覚えてもらうために
たくさんのことをするのでなく、じっくりレッスンを勧めていった。
新しく来られた方たちも、リアクション大きく反応して下さるので
笑いの絶えない、いつにも増して楽しい時間になった。

脇を引き込んで腕を伸ばす
肩甲骨から肩を上げないで繰り出す使い方。
もっと肩甲骨の位置を下側にとどめられるが
肩を持ち上げずに繋がりは感じておられる。

位置感覚が認識できていない1
位置感覚が認識できている1壁を使って肩甲骨、脇、股関節、脚までコントロール2
壁を使って肩甲骨、脇、股関節、脚までコントロール3
をしてもらうにあたって、膝を立てたところ。
上の画像では骨盤、坐骨の位置感覚がまだ感じられていないので
お腹に力が入り、骨盤もお腹に引き寄せられ、坐骨も押せない。

下の画像では点線のように傾いた骨盤を起こし、
股の底が脚方向に向くように坐骨を押せて
自然に脇やお腹が伸びる方向を覚えてもらっている。

位置感覚が認識できていない2
位置感覚が認識できている2
こちらも寝ている状態から90度起こしたものと考えてもらえばいい。
上の画像でも骨盤は後傾して、坐骨は寝た状態になっているが
寝た状態と同じように、股の底が床に向くように後ろ方向に引き込み
骨盤を床方向に回すように使っている。

それだけで背骨は連動して伸び、坐骨~膝も長く使えて
足裏から中心に向かうベクトルもできる。

壁を使って開脚
このような体幹の位置感覚と連動のための
繊細な感覚がわかってくると
以前にした壁を使って痛くない開脚なども
無理なく出来る。
ご自分で久しぶりに家でしてみたら
少し痛みを感じたとおっしゃっていたので
スタッフがふが誘導させてもらうと、つながりが明確に感じられるようになられた。

力の流れの方向の認識
一番上でリンクしている腰痛ストレッチからの展開。
少し繊細なインナーの感覚を促して、力の流れの方向を感じてもらっている。
「めちゃくちゃ体が伸びてる!」
と、お口がOの字になっていた。

体幹を伸ばして連動させる
脚が無理なくつながって上り、戻したところ。
気持ちよく伸びた。
壁を肩甲骨から押しながら、膝を立てた状態で
感じられる小さな感覚を自分の中に染み込ませるように
じっくりされていた。

脚を上げたり、素早く切れのある動きをしていくためには
位置感覚と連動する繊細なインナーの感覚を
体がしっかり覚えてくれることが大切。
繊細さなしでは、アウターの筋肉しか使えない。

アウターも大切だが
せっかく自分で開発できるインナーを誰でも持っているのだ。
アウターだけなら半分以下しか使っていない。
もともと自分の中にあるものを使えるように有効利用。
覚えることで体が変化するのは、このうえなく楽しい。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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