背骨がうまくしならない

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

背骨がうまくしならない

肩甲骨も腕の付け根と一致してうまく下げられた、
背骨の柔軟性もある。
でも腕を使うと、背骨が棒のようになってしまう・・

こうなる人は床方向へのベクトルが足りなくて
上の方ばかりに伸びようとした結果
「肩甲骨のユニット」が崩れている。
腕と肩甲骨はバラバラになって連動してくれず
腕ばかり頑張って伸ばしている・・ということになる。

こういう時、同じことでうまくいかなかった経験のある人の言葉は
説得力がある。
「それ、下への引っ張りが足りないと思うよ」

床方向へのベクトル1
肩口から肩甲骨を回し下げて
更に脇の側面からも、腕を上げた時、
腕に引っ張られて上がりたがる肩甲骨を
下に下げる。
これも肩が上がっているが、この後は下げられた。
(下がったところの写真がない スミマセン
初めから下げられたらもっとよい)

床方向へのベクトル2
背骨も床方向にしっかり下ろす。

床方向へのベクトル3
鎖骨を引いて肩甲骨のユニットが出来ると
腕先でなく根元で、腕を繰り出す操作ができる。

床方向へのベクトル4
腕を長く使うと感覚が不安定になるので
肘を折って腕を短いバージョンにしてやってもらった。
背骨のしなりが出た。
感覚があやふやになる時には
距離を短く、距離が他の要素で変わらない状態で
イメージをつかんでいくのがいい。

「感覚がつかめる」
「感覚がない」
は、ほんの少しの体の状態の差であることが多い。

上手くいかない時にはひとつ前の段階に戻って
確実に感じられる状態と
感じられなくなる状態の境がどこで
何が原因か、うまくいかない箇所からでなく
そことつながりのある遠いところを考えてみると
出来る方向に行くことが多くなる。

遠回りのようで近道。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ボディコントロールで体の使い方を伝えるプロ

うまさきせつこプロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼