肩甲骨のユニット

肩甲骨のユニット

肩甲骨と腕の付け根のラインが揃い、脇が安定すると
肩甲骨の位置が明確になることで
肩甲骨のユニットができる。
このユニットが出来ると、背骨が固まらず動いてくれる。

苦手を克服する体幹を整えるアプローチー肩甲骨、脇
のページの最後の方でもしているが、その状態で見てみよう。



上の写真は体を起こすのに腕の力で支えてしまったので
肩甲骨は役目を果たせず、背中は丸くなりきつくなってしまった。
下の写真では肘を遠くに伸ばしてから脇を引き込んで
肩甲骨のユニットが出来、肩甲骨の位置が明確になって
背骨が楽に伸びてきた。

黄色で囲んだ左側は、少し縮んで前肩になり
充分に伸びていないが
肘を伸ばし～の前に
鎖骨を引いて肩甲骨スッキリ
でやっていることをしておくと、肩が詰まらずにできるが
もうひとつ、その前に鎖骨を左右に長く引っ張っておくことも大切。

壁に脚を上げた状態では、初めに腕を使うが
腕をついたその時に、肘を遠く引っ張ってから
脇を引き寄せ、反対側も同じようにすると、その時点で
肩甲骨のユニットが出来るので、背中は落ちないまま
体が起こせる。


前斜めから見ると
肩甲骨のユニットは肩甲骨が明確な位置に安定して
秋も引き寄せ、脇幅も広く使えると肋骨も縮まないで
無理なく作られる。

このユニットがある状態で
背骨が使えれば、ロールアップでも、ロールダウンでも
お腹が縮んだり、背中の肉が余ったりのない
背骨の伸びが習慣にできる。
ユニットが出来るのは腕の動きに持って行かれず
脇を引き込める状態ができていて
背骨も腕も自由に使える基本になる。

参考：背骨を使える脇の引き込み
　　　　後手にすると肩が詰まる、腕が痛い２