苦手を克服する体幹を整えるアプローチー肩甲骨、脇

うまさきせつこ

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テーマ:ワークショップ セミナー

苦手を克服する体幹を整えるアプローチー肩甲骨、脇

昨日の苦手を克服する体幹を整えるアプローチ
のWSでは、どのクラスでも壁を使って痛くない開脚
をしてもらっているので
意識するところがすぐに股関節に行きがちだが
股関節を思うように使いたければ、肩甲骨、脇を整えてやることがいる。
逆に股関節を整えると肩甲骨、脇を整えてやらないと
背骨が動いてくれない、と気づく。
結局、どれも大事になる。

前肩、肩甲骨が下りない
甲腕一致状態
上の写真は肩甲骨と脇(腕の付け根)が同じラインになく、前肩になっている。
昔から胸が大きくてからかわれるのが嫌で、いつも猫背にされていたらしい。
下の写真は肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ
の短いバージョンで同じラインに納めたもの。
肩甲骨の位置がそれで下げられ、腕の上がり方が変わった。
豊かなバスト、堂々と本来の位置にいさせてあげて。

肩甲骨と脇不一致
肩甲骨と脇一致
スポーツ男子にありがちな背中。
前にも横からも肩が盛り上がっている。
これも同じようにラインを揃えた。
下の写真はただ肩甲骨と腕の付け根を揃えただけで
脇幅は調整していないので反り腰のままだが、見た目に全く違う。
ここから、肋骨の向きにもアプローチできる。
脇幅調整
脇幅が整うと、横から見ても安定している。

肩甲骨が上がって余るお肉
肩甲骨、脇
開脚
肩甲骨が上がったままで、肘が肩甲骨と引き離せる状態にならないと
こうしてお肉が余ってくる。
上の男性の下の写真もまだお肉はつまめる。

しかし、位置感覚が自分で掴めると
「柔軟性はあるけれどぐにゃぐにゃで芯がない」
と言われていた人が初日と2日目ではこれだけ変わる。
同じことをしても調整できずに痛かったものが痛くなくなった。

脇の方向で変化する体幹
前回来られた時よりかなり意識できるようになっておられる。
腋の下の方向が、この場合もっと前に向けた状態になると
更に肩甲骨が下ろされ、肘を引っ張っても肩が上がることなく
骨が使えて体幹が安定してくる。

脇と肩甲骨を引き離せない
脇と肩甲骨を引き離せている
壁を使って開脚の後、脚を閉じて
体を起こしてみたが
上の男性はこの時腕で支えたので、背中が伸びない。
実際には、この後、やり方がわかってしっかり背中が伸びたのだが
写真がなかった。
下の女性は肩甲骨と脇を同じラインにしたうえで、肘を引き離すことが出来ているので
腕がきつくなることも、背中が伸びない状態にもならず
体がつながっている。
参考:肩甲骨から肘を引き離し体幹からつながる腕

うまくいかないことは、うまくいくためのやり方を考えていくきっかけになる。
思うようにならなかったから、思うようになりたくて
人は出来ることを始める。
このWSに参加されたお1人は、交通事故で怪我をされて
大変な思いをされたが、それがなかったら、体のことをこれほど考えることはなかった、と
生き生きしたお顔で言われた。
そんな思いが、体を変える原動力になっておられる。
人はすごい、と思う。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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