痛く感じるのはなぜ?

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

痛く感じるのはなぜ?

脚を開いたり
脚を上げたり、重心を移動した時
ジャンプして着地したりした時
痛みを感じたり、詰り感があったり、違和感を感じたりするのはなぜでしょうか。

「痛い」という感覚は
痛みを感じる部分に負担がかかっているということです。
痛いところで流れが止まり、抜けて行かないのです。
炎症がある状態は別として
そうでなければ、その部分に力が集中せずに通り抜けることを考えれば楽になります。

流れが止まった状態
流れが出来た状態

初めて来られた方。
左の腰が痛く、右に内転筋がいつもしびれていて、開脚も痛く
脚を上げるのも辛いとのこと。
腰が反って坐骨が広がり、右側は脚の内側が引っ張られて
たくさん出ている状態。
誘導して、とりあえず「痛くないように」流れを作り、
楽な状態を感じてもらいました。
ここから、股関節の引き込み方や張り方、方向の合わせ方
体幹の感覚を感じられることを練習していきました。

痛くない開脚
壁を使って痛くない開脚を通して
床の上でも痛みなく開脚ができ
膝を折りたたむ時に股関節をしっかり引き込むようにすると

折りたたんだ膝を伸ばす
伸びなかった膝が伸びるようになり
折りたたんだ膝を伸ばす2
この状態でも喜んでおられましたが
更に引き込み方を誘導して
折りたたんだ膝を伸ばす3
方向を合わせるようにすると
もっと楽で
見た目にもねじれも力のさえぎられている様子もない
すんなりした脚で伸ばすことが出来ました。
参考:股関節の外側が詰まる

股関節を引き込む
方向を合わせる
知ると知らないでは体の負担は大きく変わり
痛い状態でなければ
出来ることが増えます。
自分の体の癖や習慣で見についた状態は
何も意識しなくても
自然な状態になるには時間はかかります。

ただし痛くないやり方を繰り返しやっていけば
それが体をコントロールしていくメソッドになります。
痛くないやり方をしていくことが体を徐々に変えていきます。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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