坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
痛く感じるのはなぜ?
脚を開いたり
脚を上げたり、重心を移動した時
ジャンプして着地したりした時
痛みを感じたり、詰り感があったり、違和感を感じたりするのはなぜでしょうか。
「痛い」という感覚は
痛みを感じる部分に負担がかかっているということです。
痛いところで流れが止まり、抜けて行かないのです。
炎症がある状態は別として
そうでなければ、その部分に力が集中せずに通り抜けることを考えれば楽になります。
初めて来られた方。
左の腰が痛く、右に内転筋がいつもしびれていて、開脚も痛く
脚を上げるのも辛いとのこと。
腰が反って坐骨が広がり、右側は脚の内側が引っ張られて
たくさん出ている状態。
誘導して、とりあえず「痛くないように」流れを作り、
楽な状態を感じてもらいました。
ここから、股関節の引き込み方や張り方、方向の合わせ方
体幹の感覚を感じられることを練習していきました。
壁を使って痛くない開脚を通して
床の上でも痛みなく開脚ができ
膝を折りたたむ時に股関節をしっかり引き込むようにすると
伸びなかった膝が伸びるようになり
この状態でも喜んでおられましたが
更に引き込み方を誘導して
方向を合わせるようにすると
もっと楽で
見た目にもねじれも力のさえぎられている様子もない
すんなりした脚で伸ばすことが出来ました。
参考:股関節の外側が詰まる
股関節を引き込む
方向を合わせる
知ると知らないでは体の負担は大きく変わり
痛い状態でなければ
出来ることが増えます。
自分の体の癖や習慣で見についた状態は
何も意識しなくても
自然な状態になるには時間はかかります。
ただし痛くないやり方を繰り返しやっていけば
それが体をコントロールしていくメソッドになります。
痛くないやり方をしていくことが体を徐々に変えていきます。