痛くない開脚のための股関節の準備

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

痛くない開脚のための股関節の準備

赤ちゃんは教えられていなくても
体幹主導で無理のない方向に脚を上げたり、開いたりするが
それを忘れた大人は意識して
痛くない開脚を楽にできるための準備を
していこう。

無造作な脚の上げ方
寝た状態から脚を真上にしてみる。
無造作にやってみると
膝が開いていたり、膝が内向き、膝下はねじれて外に向いている人も多い。
脚がO脚、X脚、下腿O脚と理由をつければありはするが
まず股関節から向きを考えてみる。

この人の場合は膝が内向き、膝下は外に向いているが
体幹の底が足方向に出来るだけ水平になるように
浮き上がった骨盤を下げ、尾骨を下げ、脚の付け根を下げ
その準備をして、股関節内側を引き込んで
胴体を出来るだけ長くして

引き込んだ股関節から脚の方向を揃える
体幹から撫で上げるようにして
腿の裏側をつなげて、坐骨~膝を長くして
更に土踏まずまでつなげて
土踏まずを長くして、足裏を天井に向くようにした。
『足裏が天井に向くように』
は大きなポイント。
こうしてみると、くるぶしが落ちて足裏がまっすぐに天井に向かない人も多い。
足首を曲げようとしないで、背骨、坐骨から通していくことを覚える。
踵まで通ったら、土踏まずを伸ばすことから、まっすぐに通すヒントができていく。

押した坐骨を回して脚の方向をつなげる
坐骨を押して背骨を伸ばすと
坐骨は赤い矢印のように
体幹の底を中心に向かうように回している。
坐骨から回してみると、膝は自然に外向きになり
そこからつながっている膝下~足裏まで同じ方向に向いてくれる。
坐骨を押して同じ方向につながるときには
背骨からの繋がりが感じられて、どこも痛くない。
足裏は自分の中心に置いておいて、外に持って行かない。

つながらない方向
脚を開こうと焦って、足裏を外に持って行くと
体幹から外れた方向にいくので
痛い開脚しかできない。

綱がエアない方向
しかし、こちらのように足裏が天井方向に向かずに
膝下の作る角度が鋭角になってくると
膝下は違う方向、体幹からの繋がりはなくなり
赤い星印のところー脚の付け根に痛みが来る。

ひとつ前の画像から、両脚をつなげて、張りを作ると
脚の方向はさらに開く。
この感覚を覚えていくと痛みのない開脚ができる。
参考:開脚につながる坐骨周りの感覚を養う
    ハムストリングスを固めずに脚を伸ばす

痛みなく開脚できるように
ここから展開して
股関節の調整をしていくストレッチの動画も近日中に公開予定。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ボディコントロールで体の使い方を伝えるプロ

うまさきせつこプロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼