骨盤を前後傾させずに座る

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

骨盤を前後傾させずに座る

レッスンであることをしてもらおうと思って
両膝を立てた状態から正座で座ってもらおうとすると
股関節を引き込もうとして骨盤を前傾させて座り
正座した時には背中もお腹も抜けてしまっている人、
或いは、背中が抜けないようにしようとして
腰やお尻を丸くしてしまい、骨盤が後傾して
前腿に力を入れてしまう人をみかけた。

正座や椅子に座ることは、日常生活では多いので
これを意識できるだけでも、自分が気になる体の改善につながると思うので
楽できれいに座れることを意識してもらいたいところ。

骨盤が前傾して座ると1
骨盤が前傾して座ると2
骨盤が前傾する人は、上の写真のように
お尻を後ろに引くだけをしているので
背骨は伸びず、お腹が縮んでしまい
座った時には、前に傾き、お腹も縮んで
坐骨~膝も短く、楽そうには見えない。

背骨の推進力で座る
背骨の推進力で座る2
こちらは、背骨が上下にしっかり伸びて
坐骨を押せる状態になっている。
背骨~坐骨も長く伸びている。
後に見える椅子に座っている人も
非常に楽にきれいに座っている。

赤い線で示しているように背骨~坐骨だけでなく
下腹も伸び、脇も骨盤が上に持ち上げられずに伸びている。
昨日書いたコラム、開脚の角度がなかなか進みません
の初め2枚の写真で見られるのと同じこと。

骨盤が後傾して、前腿に力が入る人も
赤い矢印がなくなっている状態。

「ただ座るだけに、こんな大変なこと、わざわざするの?」
と、思う人もあるかも知れないが
これはきちんとできてしまうと、まったくきつさがない。
このモデルさんも、とっても気楽にされている。

きつそうに見えるのに、自分の座る姿勢が
「特にしんどいとは思わないけど」
という方もあるが
しんどさは慣れてしまうと、いつものことで
特にきついとは思わなくなるが、一旦楽に座れるようになると
何ときついことをしていたんだろうと思うようになる。

「しんどいとは思わないけど」
なんだか理由はわからないけど、うまくできないことがあるのは
自分の生活習慣で培っている
よくない姿勢から、なかなか修正できないことが多々ある。

日常生活でできないことは
大事な場面でもできることはない。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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