股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
体幹の推進力で股関節のコントロールを覚える
昨日のコラム体幹の推進力を使って開脚前屈3
をしてもらっている時
正座の状態が難しい人に椅子を使ってやってもらったが
これが、坐骨を押して股関節の引き込みや送り出し、
方向を合わせて更に体の奥からコントロールする感覚を覚えてもらうのに
わかりやすかったので、
正座が出来る人も同じように椅子を使ってみた。
体の骨の位置の認識があるうえで
背骨を上下に引き合い、坐骨が押せる感覚ができると
強い推進力が生まれて
坐骨~膝、膝~かかとと各パーツも引き合える状態であれば
体幹の推進力が、脚を送り出し、床の力ももらって
(参考:中心に引き込むからルルベができるからつながりと張りを作るために)
坐骨をコントロールできる感覚ができてくる。
股関節を引き込み、中心に集めた力を
坐骨から押せる状態で角度を変えたり、方向を変えたりしている。
体の奥の方では、とても小さな力だが
そこから外に出ていく時は大きな力になる。
この方は膝に怖さを持っておられるが
膝はジョイントの役目をしても、膝自体に強い力を加えるのではないので
無理なくしっかり流れを通し、股関節の微妙な感覚の調節が出来た。
ただ流れを通すだけでは流れが通っても
膝は内に入ってしまう。
股関節の前側で流れが止まってしまうことが多いが
更に後ろ側も引き込み、微妙な調整をしている。
尾骨を下げつつ、体全体の流れがあるまま
中心から体を起こし
これも膝を押すのでなく、床と引き合い
中心に脚を引き込むように立ち上がると
余分な力を使わず、前に重心を移すことなく
推進力を使ってコントロールできる感覚を得られた。