意識の積み重ねで変わる可動域

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

意識の積み重ねで変わる可動域

動きにくい、詰まりやすい
痛さを感じる・・
そういったことも位置感覚や流れの方向を自分自身が体感し
試行錯誤して少しずつ整えていくことで変化してくる。

この方は数年のうちに体の意識を育てて来られて
以前とは全く違う体の状態になられたが
左肩の詰りが、一定のところから、なかなか取れなかった。
ところが
鎖骨を引いて肩甲骨スッキリ
のように意識していくことで、かなり可動域が変わっている。

可動域が遮られている
方向の合った脇
上の写真は、肩甲骨が良く使えているように見えるが
丸印で囲んだところをよく見ると、右側とは違いが大きい。

左肩は肩口が回せない状態で固まっているので盛り上がり
右側とは向きが違う。
右側は腋の下が前向きになっている。
肩口を回し、脇を引き込むことが出来ているが
詰まっている左側の影響で、背中の印象はきつそうに見える。

下の写真は鎖骨を引き、肩口を回し・・を
誘導して位置感覚と方向を感じられるように促したもの。
左肩は右に比べて、まだ感覚は弱くても
楽な方向に向いているので、自然に右側もより滑らかに動いている。

肩や股関節ほか、思うように動かないところは
自分自身が動いてくれる成り立ちを覚え
感覚を育てて、自分自身で意識できるようにならないと
思うように変化して行かない。

人の手でも変化するが、生活習慣によって出来上がった体は
人の手でされてもすぐに戻る。
自分自身の感覚を変えていかなければ、決して思うようにならない。
「私の体はもともとこうだから・・」
と諦めれば、ずっとそのままどころか、年齢を経て
更にひどくなる。
自分で育てた感覚は、自分の思うように動く。
変化の過程であっても、前向きに進んでいるからだと
諦めたからだとは、数年後には山と谷ほど違う。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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