坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
五十肩の名残ー両手が後でつきますか?
五十肩は一定の時期を過ぎると
痛みはなくなるが、不自由なく動かしていた
痛くなる前の状態に戻るわけではない。
痛くて動かさなかった状態のまま
固まってしまっていることが多い。
この方はうちに来られた当初は90度以上に左手が上がらなかったが
3か月くらいで真上まで手が上がるようになった。
左手が上の場合は、こんな風に手が付く。
右手が上だと
「ありゃりゃ~」
左手を後手にすると上がらなくなり
右手もお付き合いするのか、肩甲骨は上にがり
前肩になって、脇~肘を引っ張ることもできていない。
昨日のコラム鎖骨を引いて肩甲骨スッキリ
肘を張ると前肩、肘が後ろに行ってしまう
肩より後ろに腕を回す時
などをやってもらい、
下の写真のようにできた。
上の腕は脇を引き込んで肘を引っ張ってから
肩口を回して、肩甲骨を下に下げつつ
肘まで伸ばしてから折りたたんでいる。
こちらはたやすいが、大抵は下の手が行かなくてつけられない。
鎖骨を引き、脇を引き込んで、腋の下の方向を後ろに向けていくと
肩甲骨はこんな状態になる。
この背中で肘を引っ張って、伸ばし曲げると
上の写真は、脇からの方向があっておらず
ねじれて手のひらが下を向いている。
脇から方向を揃えると、下の写真のように
手のひらは上向きになる。
更に手首が赤い矢印のように動かすシミュレーションをしていくと
下の写真のように肩甲骨の間の方向に向く。
肩が前に行かず、肩甲骨と脇のラインが一致している。