肩甲骨の痛み、しびれる腕、自然な方向に

肩甲骨の痛み、しびれる腕、自然な方向に

昨日、東京での１日だけのプチワークショップ。
今回は肩甲骨周りの不具合や腕のしびれ
背骨が固くてきついと言う方が多かったので
今までにやっていたことに付け加えて、新たに考えてみたこともやってみた。



肩甲骨周りが痛く、腕にもしびれがあって、左手で右の肩を触ることが出来なかった方が
肩甲骨の位置、脇の位置、股関節の位置を認識していき
動画で見たと言われる肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ
を更に無理のないように床に寝た状態で
肩の運動でなく肩甲骨を動かす感覚を覚える
を丁寧にやってもらった。
無理なく痛みなく、左手で右肩を触れるようになり、
帰りは姿が違っていた。



肩甲骨周りの痛みがあり、あらゆる所へ行かれたが
楽にならず、来て下さった。
初めは肩が盛り上がり、きつそうだったが、
チェックして位置確認して、
いろんなアプローチをして、肩甲骨を感じながら
背骨を連動させることもできた。

とても長いこと、辛い思いをされていたのが
帰りには服の上からでも、伸びやかな方の広がりが見え
「今まで、さんざんいろんなところに行って楽にならなかったものが
こんな短時間で楽になるなんて！」
と、喜んで下さって嬉しいのだけれど

まだご自分の感覚で出来ているものではないので
自分で意識して、今回学んでもらった位置感覚とポイントを考えながら
少しずつ試行錯誤しなければ、体はお馴染の感覚に戻ってしまう。
慣れ親しんだ体の状態に戻ろうとしてしまう。
人の手に初めは頼っても
自分自身の感覚を覚えて行かなければ、また痛い思いをしていくことになる。
自分の体は持ち主のすることに従うだけしかないので
自分で良くする意識を持つほかないことを思っていて頂きたい。
これは自分自身にも言い聞かせていることである。
自分の体は自分の言うことしか聞かない。



こちらの男性は先月、神戸まで来て下さった方。
ハムストリングスが固く、股関節もうまく折れず引き込めなかったが
ワークショップの後、出来る範囲で意識して過ごして来られて
前回はとてもできなかった立位体前屈ができるようになられていた。
まだ２つ折り、というところまでは行かなくても
とても努力されたのだとわかる。




肩甲骨周り、背中全体に痛みのあった方。
初めはかなりきつそうな後姿が
チェックしてみると
みるみる肩甲骨の形が見えてきて、背中が楽！と言われるようになって
いろんな方向からのアプローチの後は、立位体前屈も楽そう。


中心に向かう意識で、まっすぐに立てた人。
僅かだが小さく踵を押してルルベしている。


脇の引き込みがイメージできるようになった人。




背骨の可動域も、肩甲骨がいい位置に納まってこそ
連動してくれる。

新しく来られた方は、自分自身で変わって行ける気持ちになって下さったし
複数回来て下さっている人は
ガチガチだったのが、動画を見ながら開脚前屈できるようになられたり
楽器を使う人は楽器が軽く楽に持てる様になったり
開脚前屈から後に回すのも可能になったり
嬉しいご報告も頂いた。

こちらの方が勇気と元気を頂いた。
まっすぐ帰っていたら、こんな有難い気持ちにはなれなかった。
こちらの方が有難うです。