坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
かかとを押したルルベができません2
昨日、東京から来て下さった方。
ルルベで立とうとすると、それまで芯が通った状態でいても
いっぺんに重心がつま先にかかり前傾して立つ形になってしまうので
自分で感覚を覚えてもらうのに壁を使ってみた。
坐骨からかかとを押して1センチでもかかとが上がれば
壁を使う必要はない。
どうしても感じにくいと言う人には有効。
後頭部、肩甲骨、背骨、お尻、踵が壁に付くように立ってもらった。
ここで土踏まずを長くして、指を上げてもらう。
壁にもたれるのでなく、上下を引き合いながら立とうと思うと
最初は足首や前腿に力が入りやすい。
ルルベで立つのに、おかしな言い方かもしれないが
「立つぞ!」と思うと「立つ」ことだけに頭が行き
脚で立とうとしてしまう。
立ちたいときは、全身の上下の流れに集中したい。
体幹の上下の引き合いの感覚を確認して
坐骨を押せていること、体幹の底が床と水平の状態になっているか
そこから踵への流れがあるか。
踵だけを直接押しても上がれない。
背中は壁についているが、壁にもたれて足首で上がるのでなく
壁が背中にあるのは、前傾して立たないため。
この時の目的は無駄な力を使わずに全身の通りを感じて
ルルベできるようにすることだから
無駄な力を使って何度も繰り返すのは違う。
かかとが床から少し浮いた状態で坐骨からつながるかかと押してみる。
背骨で壁を押しているので、背中が浮いてしまったが
坐骨からかかとを押す感覚は感じられた。
脚は床方向に坐骨も膝も足首も抜いていく。
ここで脚の付け根を前に押したり、膝を後ろに押したり、足首に力を入れると
元の木阿弥。
あくまでかかとを押しながら、脚の力を抜くのを試みる。
壁を使うのはここまで。
ここで、無駄な力を入れずに坐骨からかかとを押す感覚を覚えてほしい。
ここから先は壁から離れて、坐骨からかかとを押して1センチくらい上がるのをシミュレーションして覚える。
ここから先は
つながりを意識して体幹で立つ(ルルベ)
踵を押してルルベができません
更に坐骨からつながるルルベ、ポワント
かかとを押して裸足のポワント
をご参考に。