股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
肋骨の中に心地よい流れがありますか
「肋骨を出してはいけません」
の観念が強く
肋骨をギュウギュウ締めてしまい
とてもきつい状態の肩をよく見かけます。
押し付けた状態が普段の状態になっているので
縮められてしまって
自分の肋骨に触れられない人もいます。
肋骨はべらっと開いてしまうと背骨が縮んだり
脇が縮んだり、背中が落ちたりしますが
肋骨をギュウギュウ締めてしまうと、動きは寸詰まりになりますし
本人はきつさにも気付いていません。
「肋骨を出すな」と言うのは
極端にいうと、肋骨を開いて自然ではない、
のけぞってしまう状態になるなと言うことです
気持ちよさそうなお顔であることは案分以上隠していても伝わりますよね。
夏の暑い日のレッスンで、思わずTシャツをたくしあげた感じを
想像してみて下さい。
肋骨の中に涼しい風が頭の先まで通りぬけていくような感覚。
鳥籠がまっすぐに吊るされて、風通しのいい状態。
それが肋骨の楽で自然な状態です。
肋骨がこんな状態のまま使えていますか?
肋骨を押し付けて本来の角度を変えてしまうと
胸椎も腰椎も動きが出ずに固まり
前肩、首が前に傾くなどの連動もします。
何より気持ちよく伸びることが出来ません。
ああ気持ちいい!と思える状態でないと
体は自分が言うことなんて、聞いてくれないのです。