肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
体幹の推進力
開脚前屈、更に後ろに抜く時の体幹の底の意識については
開脚から後ろに回す時のもうひと手間
でも書いているが
体幹の底の意識があることで背骨がどれだけ伸び
体幹の推進力がでるかも頭に置いてほしい。
下腹から(股関節に近いところから)骨盤を前傾させた状態。
肛門を引き込むようにして、背骨を通した状態では
坐骨方向に押して引き込む力と背骨が長く伸びて
頭の方向に引き合う力とが大きくなり、前の写真より
骨盤の場所は変わらなくても、体幹は推進力がついて大きく伸びている。
お尻はフットボール2つ縦に並べたようになり
開脚はしているものの立位体前屈と同じように
股関節がしっかり引き込まれている。
90度起こして脚を閉じたら、ペッタンコの立位体前屈になる。
脚が後ろに抜けても、操作は体幹側で行われて
体幹の安定感、推進力はしっかり出ている状態になっている。
体幹が安定して推進力を持って初めて
開脚もしかり、早く走ることも回ることも脚を高く上げることも
切れのある動きをすることにも
現実味を帯びてくる。
スキージャンプの飛行姿勢などをみれば、これも理解できる。
開脚も開脚前屈も、あらゆるストレッチも
単に可動域を上げるだけでない。
推進力をも身に付けるためにする。
体幹のバネと言い換えてもいいかもしれない。