股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
前屈が楽にできる条件
前屈が楽にできるためには、何が必要か。
この1週間、開脚について書き続けてきたこと。
骨盤と脚を分ける
股関節を深く引き込むこと。
体幹の底を考えること。
前屈も同じだ。
いきなり開脚から開脚前屈はハードルが高いと言う人に
椅子でできる股関節の可動域を広げるストレッチ
を紹介しているが、
椅子を使って股関節を下腹から背骨をしならせて引き込むのを
頭から倒すようにしてしまって
なかなかできない人もある。
では正座からやってみましょう。
正座から2つ折りになってもらったが、背中が丸く、背骨の伸びが足りない。
背骨を上下に引っ張ろうとすると腰が浮いてしまう。
股関節を深く折りこんで、お尻の方向へ引っ張る力が足りないので、腰が浮く。
立った状態で言えば、床方向への力が軽くなってしまっている状態。
腰を支えて引っ張り、頭を押して伸びる感覚を感じてもらった。
坐骨が踵より遠くへ行くように置き
お腹と前腿を根元から合わせていくようにする。
やってみると、下半身の引っ張りの足りなさがよくわかる。
この後は、いとも簡単に立位体前屈が出来た。
お尻を高く高く引っ張り上げ
「胸椎の伸ばし方がわかりました!」
背中を伸ばすことばかり考えていたそうだが
自分で思ったより背骨の前、お腹を伸ばす感覚ですると楽に伸びた。
少し前にはきつかったヤンキー座りが
股関節が自然に深く折れて、楽に座れていた。
この笑顔!
今まで感じにくかった感覚を実感するのは、めちゃくちゃ楽しい。
ほんの少しの違いでとっても楽になる。
ここからできることがたくさんある。