重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
背骨の伸ばし方
「背骨を伸ばす」
ことを動画にしたり立位体前屈の背骨の伸ばし方
写真で説明したり開脚前屈ー肋骨、背骨、坐骨、脚の方向の関係
しているが
今日は、イメージそのもので。
「背骨を伸ばす」と言うと単に胸を張ってしまう人が多いが
大抵背骨の椎の間が縮んだまんまで、縮んで固まったものを
力を入れてのばしていることが非常に多い。
バストの高さ、背骨の伸びの違いを見てもらえば
その違いがわかってもらえると思う。
さらに原始的な方法で・・・
2つの写真を見てほしい。
こぶしで作っているのが骨の椎。
体を横から見たところで
左が体の前側、右が体の後である。
例えば上の写真で胸椎、腰椎をひとつずつしならせていくと
椎の前側の間があいて>のように開く。
ひとつずつが連なっていくと背骨がしなった形になる。
「しなる」は「反る」ではない。
滑らかに無理なく曲線が出来る。
下の写真では>にあいたスペースを縮ませないまま
椎の後ろ側を縦に伸ばしている。
前側だけだとしなり
後ろ側も伸ばすと背骨が縦に長く伸びる。
この初めの行程をひとつずつでなくピンポイントで前側に押すとどうなるか?
腰椎の4番目5番目をピンポイントで常に押し続け
「腰椎すべり症」になる人もある。
縮んだまま団体で使っていて全く間が開かないと
「腰椎狭窄症」になる人もある。
全てがそうだとは言わないが危険性を孕んでいる。
この隙間はひとつの椎の間はミリ単位かも知れないが
1つずつが連なっていくと数センチになる。
レッスンの始めと終わりで
皆さんの背が高くなっているのも頷ける。
単に立ってい手も座っていても
頭が逆さになる立位体前屈でも使い方は同じ。
イメージを頭に置いて動画や写真を見直すと
また違う感覚で理解できるかもしれない。