肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
立位体前屈2つのアプローチ
このところ、股関節を引き込むことを明確に覚えてもらい
あらゆるパフォーマンスにつなげて行くために
立位体前屈をよくしてもらっていますが
皆さんの様子を見ていると
感覚の掴みやすさはタイプがあるようです。
タイプと言ってもどなたも少しずつ違いますから
どれがお勧めとは言えませんが
骨盤が後傾しやすいタイプの人は
立位体前屈への段階ストレッチ
立位体前屈のきっかけを掴むために
のように壁を使って後ろ側に引いていくのがわかりやすく
骨盤が前傾しやすいタイプの人は
股関節を引く感覚がわかりにくいとき
のようにお尻を上につまみ上げるようなやり方がわかりやすいようです。
昨日は骨盤前傾しやすい人にやっていただきましたが
上の写真は立った状態から立位体前屈をしたもの。
下の写真は正座で体を倒し2つ折りになったところから
天井方向にお尻をつまみ上げるように股関節を引き込んでいったものです。
重心の位置も坐骨からかかとへのつながりも
背骨の伸び方も体の流れの感覚を感じているのが見えます。
どんなやり方でも人それぞれ体もイメージの使い方も違うので
自分なりの体のあり方が実感できれば、有難いこと。
イメージをつかみやすいアプローチで感覚がわかれば
少しやりにくかった方向でも、光が見えてきます。
こんなふうにチャレンジし始めると
窓からの光の差し方が変わってきて
まるで舞台照明。
感覚が掴めてよかったね、という祝福でしょうか。
参考:立位体前屈の背骨の伸ばし方