勘違いーお尻をガチガチに締めていませんか？

「お尻を締めて！」
はよく言われることですが
捉え方を間違えると、思うような動きはできにくくなります。
結構、勘違いされている人は多いようです。

上の写真はお尻自体をきゅっと締めている状態。
服の皺の状態は上の方で三角に寄っています。
脚はロックされて固まり
自由に動きにくいです。
骨盤と脚も分けられてはいません。
この写真だけではわかりにくいですが
肋骨も押し付けられて背骨は伸びにくい状態。

下の写真。
股関節を中心に高く引き込み
尾骨は下げられている状態。
服の皺はお尻と脚に分け目が出来て丸い皺になっています。
骨盤と脚が分けられているのがわかります。
脚の裏側が平たくなって、無駄な力が入っていません。
脚は楽ですし、上半身も無理のない状態です。

「肛門を締めて」もよく言われることですが
そのものを縮めるようにするのではなくて
中心に引き込むように使っていると
自然にインナーマッスルを使っています。
言われることは間違っていないけれども、人に寄っては勘違いします。
自分の中で、言葉を正しく理解する必要があります。

ちょっとお顔を借りて・・・

顔で例えたらこんな感じ。
ぎゅっと縮めたお尻は、顔を手で押してしまうのと同じ。
下の写真のようにお尻自体はふんわりあるように。

外からの強い力で締めているのではないのです。
体の奥のほうでまず引き込んでみて下さい。
お尻はガチガチにはならず
自然に内側から柔らかく締まってきます。