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コラム
坐骨の位置の認識
2016年10月13日 公開 / 2021年3月3日更新
坐骨の位置の認識
体幹から脚に流れを送って何らかの動きをする時
坐骨の位置をどう認識しているかで
動きの質は大きく変わってくる。
坐骨は座った時には体幹の一番底に来る。
と、同時に脚を動かす時には方向を決めて送り出してくれる。
これが意識の中にないと
足先から使った場合には脚について行ってしまい
体が脚の動きに囚われてしまう。
座った状態なのでイメージしにくいかも知れないが
昨日のコラム坐骨と脚の方向の関係
を見てみると、脚から動かすと坐骨が囚われ
体が連れて行かれて、体幹の状態は影響を受ける。
体幹の底として坐骨が納まり
体幹主導される場合には体幹を損なわない状態で
脚も自然な向きに動く。
上の写真は、脚主体で動かされているので
骨盤が上に上がり、脇が縮み、膝裏が固まって伸びにくくなっている。
これを立ってやると脚は重く、腿に力が入ってくる。
下の写真は坐骨が体幹の底にあり、引き込まれているので
脇、背骨が伸びて脚を送り出す状態になっている。
肩甲骨の下あたりから流れができてつながっている。
脚が完全に伸びる前に撮ってしまったが
腿の裏も平たく伸びて送り出しの最中と言ったところ。
膝裏は固まっていない。
ここから更に動きにつなげて行くには
時間はかかるが、日常の中でできないことは
踊りや競技の中で意識して使えない。
無意識で初めからできればいうことはないが
長い日常生活でついた習慣によって
思うようにいかなければ、ひとつずつ修正して行く。
してもしなくても時間は過ぎるのだから
思うように動けるための習慣に変えていくのが
お得。
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