肩や腕に力が入る人に

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

肩や腕に力が入る人に

肩甲骨の意識が出来たけれど
バージョンが変わると、肩甲骨の位置が定かでなくなり
肩や腕に力が入ってしまう人は多いので、イメージしやすいように
考えてみました。

まず肩甲骨の位置を明確にしてみる


肩甲骨の位置を明確にする
写真は、肩甲骨を肋骨からはがしたものをつかんでみたところです。
これで肩甲骨の位置ははっきりわかるので
私が回し下げようとしなくても、ご自分で回し下げられました。
参考:肩甲骨の回し下げ方 肘の引っ張り方

見た目にも肩の位置や幅が全く変わっていることがわかります。

肩甲骨と脇を同じラインにするために

このコラムをずっと読んで下さっている方や
私のレッスンを受けて下さった方は「肩甲骨と脇のラインを合わせる」ことで
どのような効果を生むか、良くわかって下さっていると思いますが
頭で理解するのと、実際に体が行うこととは差が出来るので
それを埋めて行こうと思います。

脇の下を引き寄せた肩甲骨、脇不一致
肩甲骨をはがした状態から、腕を横に引っ張ってもらいました。
肩甲骨を中心に寄せることで、腕が大きく伸びるようにしようとされたところ
脇の下をピンポイントで寄せてしまったので固まってしまい
脇も肩も腕にも力が入り(赤丸)
腰から脇側面、腕とつながる広い幅の状態にならずに
Tシャツで隠れてわかりにくいですが
ソーセージの先のように脇が狭くなってしまいました。

大きな範囲で脇を寄せて肩甲骨、脇を一致させた場合
こちらは脇の下を直接寄せるのではなく
肩甲骨の周りを柔らかく、大きな範囲で寄せて
脇の下も柔らかく、後ろに抜けるように使い
肩甲骨ー脇ー肘まで、滑らかに広がるように誘導しました。
肩甲骨の位置が定まり、背骨も連動し裏側が感じられる状態で
腕がつながって楽そうです。

参考:肩甲骨の状態とできる動きを考えてみる
   体幹がぶれることなく脇の方向を合わせて腕の位置を変える

『雪庇』をイメージしてみましょう

この説明をする時、「雪庇」が頭に浮かびました。

雪庇
『雪庇』とは雪が降った山頂などの風下側にできる雪の塊ですが
この飛び出た雪庇を肩甲骨として
そこに続く道を腕と考えると
先にあげたように脇全体を大きな範囲で使い
肩甲骨を中心に寄せて
脇の下が広く滑らかにつながるようにイメージしてみましょう。

雪庇を滑らかにつなぐ
肩甲骨から脇、腕への繋がりは、こんな感じです。
ご自分でどんなイメージに置き換えても
感覚がわかればしめたもの。
「脇の引き込み」については、たくさんのコラムを書いていますので
お悩み解決の糸口にお役立ていただくと嬉しいです。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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