重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
お休み状態の体に伝えること
今日はアチチュードなどに持って行く時の
骨盤の動きについて書くつもりだったが
ちょっと変更して・・
お盆休みの間、いろんな知人に会ったが
その度、姿勢について意見を求められたることが多かった。
若い頃、運動をしていて、しっかり体を使って来ても
ある程度年齢が進むと、生活習慣によって体は変化し
自分が認識していた体の状態とは違っていることが多い。
長いこと運動をやめていた人が、いきなり激しい運動をすれば
きついし、自分が記憶している体の反応と、実際に行われる動きには差があり
がっかりしたり、時には傷めてしまうこともある。
若い時には自然にできていたことが、自然には出来ない状態になっていることが多いのだ。
「背中周りに肉がこんもりついてきた」のは
肩甲骨が本来ありたい位置にないから、背骨も思うように動いてくれないから
最小限しか動いてくれないお肉を日々、脚で運んでいるようなもの。
セメントで固められた上半身が脚の上に乗っかっていると想像したら
肩が凝り、首が詰まり、腰が痛くなるのも、さもありなん。
楽にしてやらなきゃ可哀想と言うもの。
お店で談笑しながら、何人の方の肩甲骨を障ったり
座る時の股関節の状態を教えたかわからないが
全員「楽!」と言われた。
ほんの少しの意識の違いだけだ。
ペットボトルを使って肩甲骨はがしの感覚を知る
距離を短くして肩甲骨の可動域を上げるストレッチ
など、肩甲骨をはがすことをいくつかやってもらって
なぜ肩甲骨をはがすことがいいのか知りたい人には
肩甲骨はがしはなぜダイエットにつながるのか?
を説明した。
肩甲骨が動くことで連動してくれるところがたくさんある。
ほんの少しのアドバイスで「!」と
納得される方が殆ど。
本当はさびついていない、しっかりした体なのに、
もともとの役目が与えられていなかったので
お休みしていただけのことだ。
普段、特に運動をされていなくても
仕事や子育てで運動しに行く暇もないと言われる人でも
生活の中で無理なく出来ることは無数にある。
しんどいままで毎日を送らなくても
ちょっとした意識の切り替えや発想の転換で
今より快適な体を感じることができる。
「年だから」と諦めるのはまだまだ早い。