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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

床からの力を使えるか

2016年6月3日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

床からの力を使えるか

今朝、東京でいつもWSを受けて下さる方から、メールを頂いた。
うまくいかないピルエットやピケ、シェネなど
回転系の感覚をつかむのに
方向変換
のコラムに書いてあることで光が見えた、というもの。

うまくいかない原因の多くは軸足側でなく、反対側に頭が囚われてしまい
体が連れて行かれて、大きくぶれる。
「方向変換」で書いているように体幹側の意識が必要で
軸側は脇も股関節も引き込みながら、坐骨はずっと中心に寄り
そこに合わせて脚の方向が張られていくので
根元からの意識がなくなってしまうと、残念な回転にしかならない。

体幹側の方向転換を脚に伝えるためには
ただしゃがむプリエになっていると伝わらない。
回れるのは回れるが、脚は付いていくだけになる。

プリエ

立った状態のプリエの写真がみつからなかったので
寝ている状態のもので代用するが
背骨を尾骨まで通して、坐骨は脚方向(立っていれば床方向)と頭上へのベクトルがあって
双方向に引っ張り合いがある。

坐骨から土踏まずまでにも、双方向へのベクトルがあるが
プリエをしても、このベクトルの方向は変わらない。
ピンと上下に張ったタオルの途中を押しても、手を離せば戻ることを考えてもらいたい。
これも体幹部分がしっかり意識できていれば、しゃがんで抜けることなく
このベクトルが活かされたまま
骨盤下から折れた状態で、脚が出ている。

張りがあるまま、方向が合わされるから
ぶれない回転になる。
お子様ランチの旗を見て。
軸が回れば旗も変わらずついてくる。

ぶれないで回転するのを更に助けてくれるのが
床の力。

床の力が伝わって、体幹部分も縮んでいかずに
床を体幹からつなげて押せば、
上下の縦の力と体幹が行う方向転換の横の力で
ぶれない回転になる。

うちではすぐに膝を伸ばす回転はしないで
プリエで床の力も得られるようにして
体幹と脚のつながりがあるまま、まず練習してもらうようにしている。
自分の体の繋がりに方向変換の力を与え続ける。
床への意識、感覚がないとフラフラ回ることになる。
独楽も床の力がないと回らない。

「回る」ことに頭が行っていると
なかなかしっかりした回転はできない。
「回る」と思っていると自分が「回される」

これは参考になりますかね~(^^)

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