勢いをつけないと脚が上がらないのは・・

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

勢いをつけないと脚が上がらないのは・・

問い合わせを下さる中で
最近多いなあと思うのは
「アダージオが苦手です。
アダージオで脚を上げることができません。」
と言うもの。

アダージオとはゆったりとした音楽で
飛んだり跳ねたりの急な動きでなく
滑らか、優雅に体を使い、空中でのキープがありながらの動きのこと。
軸が安定して、体の繋がりがあると
それは素敵な動きになるが

ここで「苦手。脚が上がりません。」
と言うのは、手と脚で踊ろうとするからだろう。
意識は脚を上げることでいっぱいになる。

脚は勢いをつければ、そこそこは上がる。
一瞬は高く上げられるかもしれないが
「滑らかに保つ」となれば
体幹からの繋がりがないと不恰好に上がってドンと落ちる。

ではどうすればいいの?

いきなり立って脚を上げることでなく
体幹から脚への繋がりで、無理なく脚が上がる感覚を覚えてみよう。
先日のコラムリクライニングシートのように腹筋運動

これは寝た状態から起き上がっている。
誌面上、ここから寝ていくバージョンを載せていないが
これを逆から見て、座った状態から、
ドンと落ちずに滑らかに寝ていくことができると

体幹から脚をつないで上げる
こちらの写真のように、勢いをつけることなく脚が楽に上がっていく。
この写真も同じ運動をした直後である。

体幹から送り出す脚2
これもバーを使ってはいるが、同じように体幹からの繋がりがある状態で
股関節を引き込み、送り出して、体幹が安定することで脚が落ちずに
維持されている。

全身の繋がりを感じられるようにすること。
そこからがアダージオで滑らかに優雅に動き、脚を上げることのスタートになる。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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