重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
ひっこめるのでなく縦に伸ばす下腹の感覚
昨日、公開した長座前屈の体幹の感覚を寝て覚える
を順を追ってやってもらうと
今までに感じたことのない微妙で新鮮な感覚を感じてくれる人が多かった。
股関節をきっちり折れるように引き込むには
下腹がしっかり引き延ばされることがいるが
「下腹を引っ込める」のは長い時間出来ることではないし
背骨は縦に伸びるもの。
もちろん回旋したりはするが、横に伸びるのではないことは誰にもわかる。
下腹を感じておくことを長い時間しようと思うと
無理なく伸ばせることが必要になってくる。
昨日の動画のように床に寝た状態で膝を立てた。
上の写真はお腹が縦には伸びず
股関節が折れていない状態で膝を立てている。
これは繋がりが感じられず、下腹の感覚もない。
ここでは特に「お腹を伸ばす」ことをしていないが
寝ている状態で言えば、床方向にお腹を引っ込めてしまうことが多い。
そうなると肋骨も縮んでくる。
ますます「通る意識」はできにくい。
下の写真では下腹は縦に伸びている。
動画でやっているように
背中が反らないように尾骨~背骨を通し、坐骨を寄せて、
その上で動かすことのできる骨盤の向きを小さく変えている。
この時に感じられるお腹の伸びた感覚を覚えていきたい。
胸の形も変化している。
背中が浮きやすい人は、この動きに更に
胸郭全体を丸い形に前にも後ろにも膨らませて
肋骨を縮んだままにしないようにしてみる。
寝た状態で、流れの方向を探ってみると
自分のわかりやすいイメージをつかむことができる。
ここから座ってもらって動画と同じように体育座りでの前屈をしてもらうと
それだけで・・
ご覧のように玉の汗。
アウターの筋肉を主に使って行う時は
よほど運動量を多くしないと
汗が出るまでに時間がかかるが
インナーをしっかりつかうと
これだけで汗が流れてくる。
地味な動きでも
体の芯がわかってくれば、体の見え方も機能も質感も変わってくる。