坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
おばあさんになる前に体をつなげる習慣
・無理なく立つ
・楽に座る
・楽に寝る
この3つが出来るようになると
体の位置の認識が随分進んでいる。
佇まいが美しいだけでも素晴らしいことだけれど
それを動きにつなげて行く。
ボディコントロールのレッスンを受けて下さる方の多くは
「使える体」を求めて来られる。
長年使っている体は、自分で自覚しないうちに
普段の生活の中で慣れ親しんだ癖がある。
それを意識して修正しながら、「通る体、使える体」にしていく。
うまくいかないことには普段の生活習慣の中に原因があることが多い。
「そこからやってると、おばあさんになってしまう」
と考える人もあるが、おばあさんになる前にできることはたくさんある。
うわべを直しても、中身はおばあさんでは悲しい。
股関節を引き込み、体幹からつなげて送り出した脚。
やや右側の腰が上がってしまったが、無理なく脚が送り出されて軽い。
軸側の脚も引き込んで、軸に載ってしまわず、体幹からつないで脚が出ている。
体が落ちてしまうと、脚が独自でがんばらないといけなくなる。
これも股関節を引き込み、体幹からつなげて送り出している。
先のつながりがあって発展させている。
背骨は連動して、しなっているが、反らしている訳ではない。
上下の引き合いが出来て、手足は体幹と分けられつつつながっている。
これも体幹主導だから出来る動き。
脚を上げる意識になると、腰が落ちてしまう人も多い。
大人から始めた方が、毎日の生活の中から
丁寧に体を使って行って
「おばあさんになる」までに、これだけできるようになった。