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コラム
肋骨を縮めずに背骨を伸ばす
2016年4月19日 公開 / 2021年3月3日更新
肋骨を縮めずに背骨を伸ばす
正座から股関節を深く折って
お辞儀をする形で、背骨を伸ばしてもらった。
自分一人でする場合には
つんのめって前に倒れてしまう人が多い。
こういう人の多くは反り腰状態になっていて
前に伸びる意識ばかりで、反対側の引っ張りがない。
ここでは尾骨を下げ、肩甲骨を下ろし、肋骨を縮めない状態
背中の伸ばし方で安定する体幹
の状態で、股関節を深く折っている。
この方は手助けなしでもできる方だが
慣れないうちはこのように、誰かに持ってもらってするのもよい。
写真のように坐骨~頭上まで背骨が通っている状態であれば
上下に引き合い、後は坐骨の角度を少しずつ変えていくだけで
つんのめることなく床と平行になることができるが
あくまで「肋骨を縮めずに背骨を伸ばす」ことが目的なので
肋骨が縮んで丸くなったり、腰が曲がる前にストップして
繋がりを意識し直す。
起きてくるときも尾骨の角度を調整しながら
上下の引き合いを考えるだけだが
頭を持ち上げようとか
胸を上げようとすると、起きられはするが
背中や脚に力が入ることが多い。
つながりがある時にはノーストレスでできる。
昨日レッスンに初めて来られた方は
初めは肋骨の位置が感じられなかったが
体をチェックして誘導するうち、途中から
肋骨をはっきり意識できるようになり、はみ出ていたお肉も納まり
帰りには来た時とはまるで違う、すっきりした状態で帰られた。
機能的なことはもちろんだけれど
「下腹が出ている」
「お腹が出ている」
「脇の贅肉がたっぷり」
など言う人で、本当に太っている人は意外に少なく
骨の位置が明確になると
お肉はスッキリ納まってしまうことが多い。
縮んで押しつぶされているものを伸ばしてやれば
スッキリするのは当たり前のことだが。
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