股関節を引き込んで楽な前腿、内腿のばし

2016年3月31日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

股関節を引き込んで楽な前腿、内腿のばし

昨日のレッスンで
さんざん股関節を引き込んで、深く折り
骨盤と脚を分け、可動域を上げることをやっている中で
いわゆるおばあちゃん座りをされている方がいて
寝ると膝が上に上がってしまうとか、クロスしたら折りたためないとか言われたので
ご一緒にやってみた。

これは誘導後。
とても楽そうに見える。
ちなみに私はこれは得意ではない。
自分でやってみた時に座った状態から寝てみると
脚が膝方向に引っ張られるのを感じたので
股関節の内側を引き込みながら、脚が持って行かれないように寝てみると
随分楽だった。

股関節の内側を引き込んで
坐骨から腿裏は遠くに送りだしている。

この方の場合は私が膝方向から力が
外に持って行かれないように誘導してみた。
立っていても座っていてもこうして寝てみても
体勢が変わるだけで、ベクトルは変わらない。

座った状態から寝ていくのも坐骨から尾骨背骨を順につけていく。
いきなり反るように寝たら、背中が浮き上がる。

脚の状態は違うが
背中をつけていくときはこんなふうにしている。
肩甲骨の内側を寄せるようにして肘はまっすぐ後ろに引いて
背骨が動くから肘が折れていく使い方で
ゆっくりひとつずつつけていくときつさがない。

いきなりこんなふうにおばあちゃん座りで寝なくても
単におばあちゃん座りでもいいし
片方ずつでもいいし
それもきつければ椅子に座って
股関節を引き込み、脚の方向が合うように座ることから
始めてもいい。
参考：電車の中で楽に座りたい

自分が無理なくできるところからでいい。
いきなり最終形ではなく
距離の短いところでも、同じ感覚を感じられるところから
徐々に慣れていくことで
少しずつ自分の体が変わる。