坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
大人対象にボディコントロールを始めた時
一番びっくりしたのが
自分の体全体を鏡に映してとっくり眺めたことがないと言う人が
殆どだったこと。
「カッコ悪いから見たくないんですよ~」
とおっしゃる方が多かったんです。
踊る時に鏡を見るのは絶対よくないですが
自分の体をチェックする習慣を持つのは大切だと思います。
自分の体って部分的にしか見ることが出来ませんからね。
レッスンで鏡に自分の姿を映して
「え~っ!」とびっくりされる人も当時多かったです。
自分で想像してるのと、実際の姿の差があるんですね。
みんなカッコ悪いと言いながら、自分の姿を甘く見ていることが多いんです。
そして、自分の体を触って確かめることも
恥ずかしいのかやらない人が多いんです。
私は触りまくりです。
自分のことってきっちり知っておきたいじゃないですか。
どんな状態なのか知らなくては、よくないところを直しようがありません。
肩甲骨をつかんだり、肩甲骨周り、脇下を触ってみたり
股関節周りをチェックしたり、坐骨を持ったり、脚の流れを促したり
背中を確かめたり、お腹周りを触ったり・・
自分の今の状態を触って知っておくと、ちょっとした変化にも気づけます。
自分の中の違和感にも敏感になります。
固くなっているところがあったり、動かし方でそれがなくなったり
雑に使うとまた固まったり、自分の体の中に不思議なことがいっぱいあります。
こうつかうと、自分の体はこんなふうになる。
それがわかっていると、コントロールできる幅も広がります。
人に指摘されることも自分でその感覚があるとわかりやすいんです。
自分の体に触ること。
誰にはばかることなく、しっかり触って知っておいてください。
場所さえ選んでいれば問題ありません。