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コラム
開脚前屈ー背骨の角度で見失いやすい感覚
2016年3月16日 公開 / 2021年3月3日更新
開脚前屈ー背骨の角度で見失いやすい感覚
開脚前屈や前後開脚で前屈する時も同じだが
たくさん前に行こうとして
いっぺんに繋がりがなくなってしまう人はとても多い。
頭が「前に行く」ことまっしぐらになってしまう。
「できた時の最終形」を頭に描くのはいいが
プロセスはどこかに飛んでいる。
最終形に至るにはプロセスがあるのに、いきなり頭はそこに行くのである。
[背中の伸ばし方で安定する体幹 http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/55652/]]
の2枚目の写真のように体幹が意識できる状態で前屈を初めても
上の写真のように、頭が先行すると
背骨はもちろん縮んで、肋骨は押し込まれ、肩甲骨も上がってしまう。
つながりがなくなるので、股関節から出る脚はねじれている。
骨盤も後傾気味になる。
下の写真では、背骨を反らすのではなく、体幹が安定したまま角度が変わり
繋がりがある状態で、脚は股関節から引き込まれ送り出されているので
しっかりと張りが見え、脚がねじれずに伸びている。
坐骨をもう少し寄せて、脚の角度を楽にしてほしいが
背骨は縮まず随分伸びて、楽に開脚前屈が出来た。
でも腰の辺りはまだまだ伸ばせる。
いやいや・・
そんなふうにはとてもとても・・
という方も段階を踏めばいい。
脇を上げて腕の角度が背骨の延長になれば、もっといいが
普通の床に座ると坐骨は立たないという方は
こんなふうにお尻の下に座布団でもマットでも引いてもらって
嵩上げすればいい。
坐骨が立ち、股関節を引き込む状態にできる。
苦しいのを無理矢理するよりも、出来る感覚を覚える方が大事に思う。
まず「出来る感覚」を覚えて、少しずつハードルを上げればいい。
もともと開脚前屈は出来る人だが
「股関節も背中も楽~!」
とストレスのない状態でできたようである。
できたらOK!では次の飛躍はない。
もちろんできたら嬉しいことだし、一歩前に進んでいるが
無理なく出来るようになってこそ、次のハードルが超えられる。
クオリティを上げていくことで、次の目標に楽に取り組める。
たかが開脚前屈、されど開脚前屈。
これが楽にできるようになると、大きな自信になる。
先日のWSに参加して下さった、マイベストプロのほさき整骨院の穂崎先生が
私が書いたカルテを元にボディコントロールのことをコラムで書いて下さっています。
うまさきせつこ先生のWS参加第二回目
有難うございます。
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