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コラム

「坐骨を中心に集める・寄せる」は直にお尻を締めることではありません

2016年3月9日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「坐骨を中心に集める・寄せる」は直にお尻を締めることではありません

『坐骨を中心に集める・寄せる』がうまくいかなくて
それは股関節を凱旋し、左右の坐骨を近づけると言うことですか?
という質問が来た。
メールの返事でなくてよいので、コラムに書いてほしいということだったので
そうさせて頂こうと思う。

言葉で言えば、それは違っていないと思うが
それは体幹の部分が整ってのこと。
単にお尻を締めてしまう人も多いし、体幹の意識が出来ないうちは
坐骨の感覚が感じられない人も多い。
ご質問下さった方は、反り腰になられているのではないかと想像している。
反り腰であれば、お尻は抜けたままになるが、逆に
お尻を締めてしまうと股関節は固まってしまう。
体幹が通る状態にして、坐骨が寄せられる状態にして
婉曲的に引き締まった状態のお尻になる。

このコラムでも何度か触れているが
背中の伸ばし方で安定する体幹
の感覚を覚えて頂くことがいると思う。
このところ書いていることは、それに関連している。

昨日、たまたまレッスンの時、『カエル脚』をされている人があったので、それで説明してみると

坐骨を中心に集める
こういうことをすると、床に押さえつける人が多い。
上から押さえつけられたりしたら、まさに根性だけ。

肩甲骨の位置を明確に意識しながら、先ほどの背骨の伸ばし方をしている。
この時、尾骨のイメージは巻き込むような感覚である。
尾骨まで、と言っても、そこまで持って行かない人も多い。
こうすると、坐骨は横に広がらず、中心に寄ってくる。
坐骨は脚方向にも引っ張っている。
上に伸ばすではなく、上と引き合っている。

これができていると、坐骨の感覚ははっきりと自覚できる。
骨盤と脚がはっきり分かれて、脚の付け根の円周上にある坐骨を
黄色の線のように回しながら、坐骨を寄せることができる。

さらに青い線を見ると・・(青い点線は腿の裏側を通っている)
坐骨から腿の裏側を通って、膝、ふくらはぎ、かかとと
これも引き合う感覚を作っていける。
これを90度立てれば、立位でのプリエになる。

寝ていても座っていても、立っていても
体幹部分が反っていたり、骨盤が前後傾して
背骨がしっかり伸びない状態であれば、坐骨は感じにくい。

肩甲骨、脇を意識してサイドストレッチ
でも、横座りした時に股関節の位置を調節しているのは
坐骨の感覚を促し、体幹が整わないと、充分に背骨も脇も伸びないから。
体勢がどうであろうと、坐骨だけでなく、どこかが感じにくいのは
無用な力がかかる体の状態が、部分的にでもあるということになる。

これはひとつずつ、自分の体に向き合っていくしかない。
インナーの筋肉の動きは繊細なものなので、馴染まないうちは、きつい使い方をして
凄い筋肉痛になることもあるが、お付き合いしていくしかない。

体幹を整え坐骨を中心に集める
体幹を整えて、無理なく股関節が折れ、坐骨も寄せた状態。
楽そうに見える。


言葉や写真、動画でも伝えることは難しいが
感覚を覚えるということは、形でできることではない。
直に感じたり、触れたり、その場でなければ伝わらないニュアンスも多くあることも理解いただきたい。

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