股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
私はこの5年ほどは殆ど体重が変わらない。
人生で何度か、片手で足りるくらいの回数、ダイエットはしたことがあるが
それ以来していない。
自分の体をよく知ることで、自分なりにコントロールできるようになっている。
以前、手術した後に
ホルモンのバランスが変わり、一気に体重が増えた。
体が重くお肉が邪魔!
仕事柄、これは困るので、この時はダイエットを2回ぐらいした。
2週間で5キロぐらい減らせるが、10か月くらいかかって
緩やかに戻ってしまう。
その時はちょっと諦めモード・・
自分の体への意識が変化して来てからは
自分自身の意識で体重管理をするようになった。
あまりに体重が減りすぎるのもよくないので、
少し戻して、大体増減1㎏~1・5キロで納まるようにしている。
朝晩、体重を測ることは今でもかかさない。
自分の体をチェックすることも必ずする。
初めは1~2か月のつもりで
ダイエットを意識した食事をしていた。
厳格にはしていないが、1食400カロリーくらいの感覚。
「痩せなきゃ!」と言う悲壮感は全くなかったので
「今日から無用なものを減らす」と思っただけで
あれもこれも欲しくはなくなった。
誰に制限されているのでもないから、いつでも食べられるのだから。
お酒をやめて、過剰な油分、糖分を摂らず
ほぼ一日1200カロリーくらいと決めて
食事して、今まで通り動いてを繰り返したが
以前にした時と比べて、バリエーション豊富なメニューを
美味しく食べられたので、全く辛くなく続けていると
3か月くらいで7キロ減っていた。
辛くなく美味しかったので、そのまま数か月続けていると
いつのまにか10キロ減っていた。
その頃には、自分の体が今、何を欲しいと思っているかがわかるようになっていた。
今はダイエットをことさら意識しないが
体が求めるものはわかる。
外食することも多いが、食べ過ぎてもだいたい次の日には体重が戻る。
体重計に乗って、体重、体脂肪を見て
少し多いなと思うと、その日の食事を少し考えるが
体幹を使うことをしていると、かなりのエネルギーを使う。
大変な思いをしなくても、だいたい同じくらいの数値が出る。
エネルギーをしっかり燃やせる体になっている。
体重がそれほど変わっていなくても
よく「また痩せた?」と聞かれることがある。
特に体重を強く意識していなくても
自分で常に体をどう使うかは意識しているから
体が変化して見えるのだろう。
体重が問題ではないのだろう。
自分の体を知っていると知らないとでは
体の機能的なことだけでなく、見え方も違う。
闇雲に運動しても、思うようには痩せないのと同じで
自分の体を知らずに、ダイエットしてもすぐ元に戻る。
食事を減らせば体重は減るが、自分の体の声が聞けなければ
維持することは難しい。
今になれば思う。
痩せやすい体は自分の体を知っており、体の要求することがわかる体。
これはオーダーメイドの自己管理ができる。
痩せにくい体は自分の体がわからない状態。
自分に合わない既成のやり方は、精神的にも辛いので
ストレスが大きい。
状態は変えられる。