肩甲骨はがしからの展開

2016年2月27日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

肩甲骨はがしからの展開

「肩甲骨をはがす」と言っても
肩甲骨の位置が縦でも横でも、どんなふうにあり、
どのような位置にあるか、はっきりと自覚できるのと
そうではなく、何となく曖昧に動かしているのとでは
動きのクオリティは全く違います。

肩甲骨をはがす
から生徒さん達といろんなアプローチから体を明確に動かすことに取り組んでいますが
自分で下げた肩甲骨をしっかり認識し
体幹の骨の位置を自覚することを多くの人が感じられるようになられています。

ここでしている動きは、いろんなダンスの中でも使われますが
これも何となくでは小さな可動域でしか動いてくれず、はっきりと方向のわかる状態にはなりません。

自分自身で動きを起こしている位置がわかって動かしていくと
ボールを転がしていく道が動く先にできていくように
明確な感覚が生まれてきます。

これは自分でコントロールして動かしていることであり
結果を受け取っているのではなく
発信元が自らの意思になります。

背中側、裏側の肋骨下の腰の辺りが安定して縦に伸びて広がり
そこが肩甲骨、脇を自在に動かしてくれる大事な源です。
ここがペラペラで抜けてている時には
動きは曖昧になり、芯が感じられない動きになります。

大きく動かすことを目的とせず
まず小さくても明確な感覚がある状態を感じ取って
芯から起こす動きにつなげることを繰り返していきましょう。