今の自分を否定せず自分の言葉にして
骨の位置を明確に捉えて流れを作る
昨日のワークショップでは
まず肩甲骨を下げたとしたら、その肩甲骨の位置を
自分できちんととらえた状態で、そこからの流れを作っていくことを
じっくりやっていただいた。
「肩甲骨を下げた」
それだけで満足して、後は運任せ!ではなく
体の流れを自分でコントロールしていくための
必要な要素を身に付けて頂くためである。
肩甲骨と引き込んだ脇、腕の流れを自分でとらえられるように
人と手をつないで、お互いの引き込んで送り出す感覚を感じてもらった後なので
どなたも無理なく実感されていた。
肋骨の形を押し付けてつぶしてしまうことなく
しっかり伸びた脇。
股関節の折り込みもうまくいっている。
骨の位置を連れていかれない、無理のないやり方が出来ているので
サイドストレッチしたところを
背骨で自然に戻せば、肩甲骨も肩も脇の位置もきれいに左右対称に戻っている。
充分にサイドストレッチで動かした時の位置の感覚や流れを覚えてもらったので
その後の腰痛ストレッチからの展開でも
無理な力が抜けて、脇から脚までつなげて引き合うイメージをとらえた人もあった。
脇の引き込みと送り出し、背骨を伸ばす方向の感覚で
いつもよりきつさがない状態で体を起こせた人。
これもイメージではそうなりがちな「体を反らす」のではなく
流れが無理なくつなげられ、引き合うことのできるところを
ひとつずつ辿るように伸ばしているので
腰にも肩にも腕にも強い負担がかかっていない。
何となく「整えた」と思っているのと
自分で、どの位置にあるのかわかって動くのとでは
体の繋がりや流れは勿論、できることが変わってくる。
1年前にはこの半分くらいの位置できつそうにされていたのを思うと
本当によく努力されて、体がどんどん変化している。
この数か月、土曜日開催ができず、しばらく来られなかった方たちが
自主的にずっと練習されてきてのが、体を見てわかるのも嬉しい。
体調を崩されて、随分痩せてしまった方もおられたが
春の訪れとともに、少しずつ元気になって頂きたいと思っている。