重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
肩甲骨回し下げしたつもり!?になってませんか?
先日、東京のプチWSの時に思ったことだが
どなたも肩甲骨を回し下げることを意識されていて
いい感じにはなられているが
人によっては、肩甲骨を下げる行程を途中で終わっていたり
継続されていなかったりで
下がるには下がっているが、なんだか曖昧なラインのままだったり
気付いたら元に戻っている人もあった。
肩口のところだけ下げて、下がったように見えても肩甲骨はあまり下りないままであったりする。
WSに来られた方々には誘導して、実際にご自分でもやってもらって
勘違いを修正したが
「回し下げたから大丈夫」と思っている人も多いかも知れない。
「どこを?」回し下げているか、感覚がすっかりあるか?が大切なので
再認識してほしいと思う。
(肩口だけ回し下げた状態)
(肩甲骨がしっかり回し下げられている状態)
(手のあるところだけ回し下げられている状態)
(手のあるところから更に下に流れが出来ている状態)
こうして、写真を並べてみると
見た目には小さな違いかもしれないが、体の繋がりとして他に影響することは大きい。
肩甲骨だけ意識しても、流れや繋がりがなければ、部分の力になる。
ただテンションがかかっただけになるので
きつさがあり、楽な方に戻ってしまう。
肩甲骨を回し下げる時は脇から肘も引っ張っているし、
肋骨の位置も楽な場所にあることで、体幹全体が整っていくが
そこだけ・・となると無理のない状態にはならない。
腰の方向にも繋がりが出来、股関節にもつながり
そこから手足に、と流通していく。
もちろん体に繋がりが合って、流れが出来る感覚を得るまでは
きつさのある、違和感のあるところを修正しながら覚えていく
途中経過として誰もがそうなるので
「あら、できてないわ。難しくてできない~!」
と、諦めるに及ばず。
私など違和感を感じるようになったのは
もっと後だし、違和感やきつさもそんなものかしらと
思いながら、繰り返していくうちに
感覚として感じられるようになったので
皆さんが同じように思われるのもよく理解できる。
骨のあるべき位置はそれぞれ少しずつ違うが
自分にとっての無理のない位置は本当にきつさがない。
試している時に細い細い道ができ
感覚がわかってくると、明確な道になる。
段々にしっかりした感覚になる。
肩甲骨の回し下げ方 肘の引っ張り方
肩甲骨はがしがうまくできないとき2