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うまさきせつこ

ボディコントロールで体の使い方を伝えるプロ

うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

『弛める』と『無意識』は違う

2016年1月16日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ワークショップ セミナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

リラックスし無理なくできる状態を知っておく

昨日は神戸での今年初めてのワークショップ。
新しく来られた方も数人いらして
体を弛めながら、自分の骨の良い位置を認識してもらうことを
いろんなやり方でやってみた。
初めてとは思えないくらい、その場の空気に馴染んで楽しそうに
レッスンされていた。

骨の位置を認識して弛める

「弛める」と
「無意識」は違う。

無意識に出来ていることもあるが
自分の意思なしに抜けている状態と
自ら位置を認識している状態で、自然に無理なくいらない力が入っていないのとは
全く違う。

無意識に抜けているのは、力が入っていないのとは違う。
よいポジションにないために、はみ出したものを支える分は緊張したり
力が入って固くなっていることもある。
触ってみて柔らかいけれども、だらしなくつかめたり、もっと奥の方は固まっていたりする。
よいポジションであれば、無理なく固まることなく、
それでいて余っているのでもない状態で、柔らかく弛んでいる。

骨の位置を認識して弛める2

良い位置で自分の体がリラックスして、
無理なく力を送り出せる状態を知っておくのと知らないのとでは
長い年月、体の在り様は全く変わってくる。

自分の脚を骨盤の幅の中に納まる状態でコントロールして使う。
その為にどうするか、その意識をすれば体がどう反応するかも
実際に誘導してやってもらいながら
少しずつレッスンを進めた。

自分で「こうだ」と感じている楽な状態が
頭で思っているのと体がその指令でやっていることがずれていることが多い。
肋骨を良い位置に持って行っているつもりが
楽にはなっていない人も多かった。
胸を反らしたり、背中に力が入っていたり
押し込んできつい状態になっているのも関わらず
「これ!」と思い込んでいることがある。

誘導してみると、「楽~!」と驚く人もあった。
自分の認識と実際の情態は違うことが多い。
良い位置に体があればきつくないが
無理な位置にあれば、きつくなって長い時間そのままではいられない。

自分の体を知ることは、とても大切だ。
筋肉が強いのも大事ではあるけれども
自分の体の状態を知らず、部分的に鍛えることだけ繰り返すと
それが邪魔をしてなかなか思うように動いてくれないことも多い。

筋肉を鍛えるのは悪くない。
想像してみよう。
みんなで何かを行う時、みんながどうするのかを共通理解して行えばスムーズにいくが
何もわかっていない人がいる時。
その人が邪魔になって、うまくものごとが運ばないこともある。
みんなが狭い通路を進んでいきたいのに、どうしていいかわからないで
とても大きな人が通路を塞いでいるとしたら、行きたい方には行けない。

繋がりを知らないで肥大している筋肉は邪魔になることがある。
繋がりを知りながら鍛えられたものであれば、柔軟にその力を発揮してくれる。

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