坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
遠方の方が今日もレッスンに来られたが
「お腹が伸びなくて、一生懸命伸ばしてみても、きつくて5分も持たないんです。」
と言われる。
先週のコラムねえ、ほんとにやる気ある?
の方と全く同じ。
「きつい」
と感じるのは、楽に伸びられる状態にないと言うこと。
「きつい」とおっしゃる方の多くが、背中を反らすように、肋骨を斜め上の角度にされている。
これはきつくて当たり前。
お腹を伸ばせる状態を勘違いして使い、「きつい」ことと思っている人はとても多い。
楽にお腹が伸びられる状態は、自分で触ってみて
肋骨の形がはっきりわかるし、指が入るくらい、お腹は柔らかく伸びる。
ねえ、ほんとにやる気ある?
の写真と見比べながら見てほしい。
この角度の状態にできると、本当に楽。
股関節の中の意識
の写真も坐骨が立ち、面で座れると
写真のように肋骨はまっすぐに鳥籠のように置かれ
お腹を伸ばすのに「がんばっている」感覚がない。
股関節がいい状態で座れれば、肋骨はまっすぐの状態にあり、肩甲骨も上がらずいい位置にある。
逆に肋骨をそのままの形にしておければ、坐骨も立てた状態で座れる。
今日の方は非常に楽に寝る、座る、立つができるようになられて
「こんなに楽に伸びたの初めて!」
と喜んで帰って行かれた。
次に来られるまで、いい位置に持って行ける感覚を養うやり方をアドバイスして置いたので
今度お会いするのが楽しみである。
前回から半年ぶりだったが、自分なりに考えながら工夫されて
脚の歪みを改善されてこられた。
自分の思っている「まっすぐ」は本当に合っているのか
確認してみよう。