坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体幹主導のプリエ
先日公開しているコラム
股関節の引き込み、送り出し、出力
を動画にしたものです。
いつもは寝たり、座った状態からどんなふうに使うか、と言うことから
順を追って動画を公開していますが
今回は逆パターンで。
脚自体に自分の体の重みがかかっている状態では
それだけで大変になり
そこから別の動きに展開していくのは至難の業です。
脚が楽に押し出されて、しかもコントローラーは体幹の中にある状態を
自分で会得してしまえば
開かないと思っていた脚も自然に開くきっかけができていき
可動域が徐々に変わってきます。
股関節の微細な感覚がつかめるようになると
脚の形まで変わってきます。
歪んだり、バランスの悪いものをあちこち細かいリフォームをするのではなく
家の屋台骨を安定したものにすることをしているのです。
いくら細かいリフォームをしても一時的に、一見きれいに見えはしますが
建物にかかる負担は変わりません。
骨組みを本来あるべき位置にして
力のバランスが無理なく通っていく状態にしてやることで
怪我が少なく、パフォーマンスの高い体ができていきます。
この動画の方がこのプリエが出来るまで約半年です。
個人差はもちろんありますが
果てしなく長い道ではありません。
脚が開かない、腿に力が入る、感覚が掴めないと悩む人にも
無理なことではありません。
諦めないでトライしていきましょう。
急がば回れです。