坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
身体の自然な状態に添う
早いもので、今年も今日を入れて3日間となった。
自分でコントロールできる体を作るために、常に自分の体と向き合い暮らしているが
昨年の今頃に比べれば、自分の体の感覚が格段に変化している。
もちろん自分が苦手とするところを少しでも良くしたいと
取り組んでいることは確かだが
うちに来てくださる多くの方とレッスンし
その方がどうしたらよくなるか、どんなふうにすれば伝わるか
どんな方法でならわかりやすいのか
考えたり、実践したりしているうちに
自分にとっても全く違うアプローチから、苦手なことがうんとやりやすくなったり
気付けば左右差がとても小さくなっていたり
自分でも「えっ!?」と驚くことがたくさんあった。
自分自身のレッスンをしている時に
「あっ!?こうしたらあの人の股関節の状態が変わるかも知れない」
「あの固さはこれが邪魔しているのか!」
「なるほど・・この時に違うところに意識が行くのか」
などと、気づくことがたくさんある。
人が来て下さることは、人にお教えしてその代価を頂くことより
遥かに大きいものを頂いている。
いろんな人の体ができること、できないこと
やりにくいこと、やりやすいこと
見て、聞いて、感じて、触れて、そこで経験した全てのものは
私自身の経験になっている。
身体が求める自然な状態に添う使い方をしようと思うと
ちょっとした違和感やぎこちなさにも敏感になってくる。
続けてレッスンされている人たちも
大雑把な使い方から、とても微細な使い方をされる人も
でてきている。
気持や根性だけでは体はより添ってくれない。
自分を知る。
本来あるべき位置を知る。
それを当たり前にするための感覚を磨いていく。
そしてそれは循環して
山の林間コースを通るように
次は一段高いところを巡っている。
柔らかで無理がなく、気づいたらこんなことができていた!
と言う自然な進化になっている。
1年は時と共に巡るが
身体は年齢でなく、生活習慣に添っていく。