股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
まぐろのおなか
意外に「お腹を膨らませる」と言うことができない人は多い。
踊る人は背骨を自在に柔らかく使いたいし、張りのあるお腹でいてほしいが
お腹を膨らませる=絶対ダメ!
という観念が染みついていることが多いので
引っ込ませようという気持ちが強くて、カチカチに固めている人が多い。
体の通りがよく、良く使えるお腹は
私のイメージでは「まぐろのおなか」
まぐろを見て、「お腹ブヨブヨだわ」とは思わない。
前にも横にも後ろにも張りのあるおなか。
これだけの張りがあるから、背骨がしなって力強く滑らかに泳ぐ。
水道のホースがもしペッタンコだったら
水はうまく流れてくれない。
空気が通るように張っているから水が流れる。
先日のレッスンでプリエの時、下にしゃがむプリエをされている人があって
ご自分のブログにも、この時のレッスンのことを書いて下さっていたので
まぐろな張り感
この補足をしたいと、この間から思っているのだが
動画を撮っても、お腹がよく膨らむ人がなかなかいなくてわかりにくい。
やっとしっかりお腹が膨らむ人の動画を撮ったが、私の解説がイマイチ。
もう一度撮りなおしてみようと思う。
腹圧を使ってお腹が膨らんだ、そのままを背骨を意識して上下に伸ばしていくと
張りがあり、決して「お腹が出ている」状態ではない体幹がイメージできる。
この感覚が出来ると、体幹はエレベーターの箱のように使え
キープしたまま股関節を引き込み、脚が送り出せる。
とても楽にできる。
お腹が膨らみにくい人でもそれなりに感覚が出来る。
また、「お腹を膨らませる」ことがしっかりできると、よく眠れる。
お腹がよく膨らむと深呼吸も深くできる。
深呼吸が出来るとリラックスして、よく眠れるのである。
かなり前の動画だが
深呼吸でリラックス
と言う動画がある。
この方もお腹は膨らみにくいが、呼吸はしっかりできているので
この方なりに
「膨らませる」「抜く」
ということができている。
お腹を固くしてしまうと、しっかりした体幹はできにくい。
お腹の力が抜ける、伸びられる、膨らませることもできる
自在なお腹にしておきたいですね。