股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
坐骨~土踏まずをつなぐ感覚がわかりにくい
誘導すれば感じられても、1人でしてみると感じられない
立った時には感じられるが、方向が変わったり動いたりするとわからなくなる。
感覚が育ち、明確なものになるまで
もちろん時間はかかるが、
そういう方を見ていると、自分で流れをつなぐために意識しているつもりが
つながらない状態になっていることに気づかないことも多い。
脚を上げる時、坐骨~膝はどちらを向いていますか
を昨日、皆さんにやって頂いて、全員流れを感じて、きれいに脚をつなぐことができるようになったが
その過程を見ていると
この足はつながらない。
股関節を深く折り、回して、膝より踵が下に行かないようにして
土踏まずまで方向を揃えて、足裏まで体幹からの流れを出力しようとしているが、内側に傾き
足裏自体を押してしまった結果、土踏まずは縮んで、ふくらはぎやすねに力が入り、それに伴い
坐骨~膝も固まり、膝が伸びなくなってしまった。
人によっては更に体幹部分も力が入ってしまう時もある。
誘導して、流れの方向をアドバイスし、いらない力を抜いた状態。
この時の脚は軽い。
足裏がこのようにならずに、拇指球に力が入ってしまう人、縮んでしまう人、
バナナやいかのように足が内側にたおれる人
まっすぐのつもりが内くるぶしが落ちている人は非常に多い。
たかだか足裏!と思われそうだが
こうなる人たちは普段、単に立っていても、状態が同じで力を入れて立っている。
脚の方向を調整して無理なく立てる様に
股関節から足指までねじれのない脚の意識付け
を普段から電車で座る時などにも意識して
まっすぐな脚を手に入れた人も多い。
下腹が抜けやすい下腿O脚もご参考に。
踊る時、動く時、痛みのあるところを改善していくときには
日常の生活で、どう自分の体を意識して調節していくかに大きなポイントがある。
うまくできない原因はほとんど日常生活の習慣によるものが多い。
坐骨~土踏まずが無理なく方向を合わせ、流れができると
手で持たなくても、このように脚は維持できる。
更に段階を踏んで、立った状態でも無理なく維持できるようになられるだろう。
「そんな細かいこと、1からやってられない!」
という方もあるだろうが
もとからつながりのないものを千回繰り返しても
「それらしいこと」はできるが、その不具合は他のところにも連動する。
それに悩んでいるうちに、無理なく出来る当たり前の状態をつかんでいく方が
おそらく近道になる。
みんなが並んでいるところに横入りしても追い出される。
新たな感覚を自分の体に覚えさせるのは、地道に1から。
進むうちにそれまでの経験が活きて、5や10を飛ばして体がわかるところが出てくる。
結局は早かったりする。