重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
プレパレーション(準備)の意識が変わるだけで
11/7の7コラム下腹の意識を覚えるで
下腹から背骨を伸ばした状態から角度を変えたとして
最初にプレパレーションの意識があるかないかで、視線の方向も
体の状態も変わってくる。
上の写真では背骨を上下に引っ張ってはいるけれども
更に胸椎を上げて、充分な可動域を上げる、余裕にある状態にはなっていない。
視線の方向もそれに伴い、そのままの角度。
腕も脇と同じラインからはずれて、先回りしている。
下の写真では背骨を
上下に引っ張った後、背骨をはさむような意識、下腹を更に上下に引っ張る意識があるまま、
胸椎を送り出して上げているので
視線も自然に高い位置にある。
腕は脇と同じラインのまま、背骨の動きに従って、同じように使えている。
注意してほしいのは、単に視線の方向を目だけで上げているのではない。
骨の位置、方向が自然な状態であれば、視線もそれに伴っていくと言うことだ。
角度を変えていった場合
プレパレーションがない場合は
上の写真のように視線はそのままにもかかわらず、下方向に向き
お腹も縮んでくる。
下の写真のようにプレパレーションがしっかりなされた状態であれば
背骨もお腹も縮まず、腕が先行することもなく
視線は背骨の方向に伴って、下を向かない。
背骨を伸ばした、
その次にもう一伸びがあって、最初の背骨や下腹の意識が生きて
大きな可動域、空間も味方にした大きな動きが出来る。
いったん意識した、と思っても、更にそれを伸ばす意識が必要になる。
呼吸をしっかりして、今の伸びた位置より更に伸びた状態でやってみましょう。