肩甲骨と肋骨のイメージ

肩甲骨と肋骨のイメージ

昨日のワークショップ。

体の感覚を一つずつ、時間をかけて覚えて来られた人たちは
言葉だけでもイメージをつかまれるのが早くなっている。
お会いすると、その度に体が変化し
言葉だけでも反応して下さるのが嬉しくなってくる。




上の写真は肩甲骨を回し下げた時に肋骨も同じように動いてしまい
腰が落ち、脚の付け根も前に押されている。
こうなると背骨もお腹も上下に伸びにくい。

下の写真では言葉で説明して、イメージしてもらい
ご自分で調整された。
体が整い、自然に背骨が伸び
骨盤も無理のない状態になっている。



肩甲骨は肋骨とはくっついていない。
肩甲骨は鎖骨につながり、図のように胸鎖関節のところで付いているだけで
肩甲骨を回し下げても、それに連れて行かれずに
肋骨を自然な形で留めることができる。
イメージを思いうかべ意識することが出来れば。



初めは、自分の体でありながら、どうなっているのか
まるでわからないんです、と言われる方もあるけれども
今まで当たり前と感じていたこととは違うことをしているのだから
すぐにはイメージできないのはおかしなことではない。

体は少しずつ、ひとつずつである。
それを繰り返していくから、言葉だけでも反応して
自分で意識できるようになっていく。

初めての方は最初は自分の体が促されて
訳がわからなくても、いつもとは違う感覚を感じられながら
「これを自分でできるようになりたいです」
と笑顔で帰って行かれた。
ひとつずつです（＾＾）