肩の歪みは中心からなおす

肩の歪みは中心からなおす

以前は、姿勢の歪みお調整するのを私が誘導してましたが
慣れてきた方には、自分自身で調整できるように
言葉で促しています。



上の写真では左右の肩の幅が違い、右肩が上がっています。
肩甲骨ははがれた状態になっているものの
腕は前の方にあり、首も短くなり、緊張しています。
肩甲骨を回し下げようとされているけれども
肋骨も一緒についていき、背中が不安定です。

こういう時、左右の肩の歪みは誰でもわかるので
肩が上がってる！　じゃあ下げよう！
と、下に押し下げようとするのが一般的な行動です。
でもすぐ上がってきてしまって元通り。

自分の体は自分のものですが、これは他人さんのものと考えてみましょう。
誰かに上から頭を押さえつけられたら不快ですね。
押さえつけられたら上りたくなるもの。
肩も自分のものでありながら同じことをします。
不快な押さえつけられ方をすれば、元々より反発して上がってきます。

どちらかが上がっていると言うことはどういうことでしょう？
均一でないということですよね？
片方を下げようとしてもうまくいきません。
右肩が上がっているのは反対側が下がっている。
脇が縮んでますよね。
だから背骨を充分に伸ばして、肩甲骨も整えましょう。
あっちこっち、シーソーみたいに重心を移しても整いません。

肩甲骨を回し下げて、脇の位置も同じラインにして
背骨を伸ばし、鎖骨を横に長く、肘も床方向に引っ張ることをしてもらうと
肩甲骨の回し下げ方、肘の引っ張り方


左右の肩幅の差が改善され、歪みも軽減しました。
腕の位置も奥行きがあります。
もう少し肋骨が連れて行かれない状態になればもう少し安定し
首の緊張もなくなると思いますが
自分自身の意識と体の認識で、少しずつ改善していくことが出来ます。
自分で意識できるようになると、パフォーマンスも随分変化しています。

少しずつ根気よく、前向きに自分の体と付き合っていきましょう。