電車の中で楽に座りたい

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

電車の中で楽に座りたい

電車の中で、スカートのまま膝が開いているのを見ると
同性でもドキッとする。
長いスカートで脚が見えなくても格好がいいものではないが
ミニスカートなら
「お願い!膝閉じて!」
と心底思う。

膝を閉じるのがしんどいのか、閉じていても勝手に開いてしまうのか?
大抵はやはり骨盤後傾状態で座り、骨盤と脚が固まって閉じるのがきついのだろう。

膝をくっつけた状態(膝だけを閉じた状態)
股関節の内側を引き込んだ状態
(股関節を引き込み、付け根が折れている状態)
最初の写真は、単純に膝をくっつけて座ってもらった状態。
脚がくっついて行儀よく見えはするが脚の付け根は折れておらず、
股関節から出る脚の方向は合っていないので、長くこのままではいるのはきつい。

下の写真は坐骨を引いて座り、更に股関節の内側を行きこんでいる。
感覚を覚えるために骨盤を一旦前傾させて、手で折れ目を作っている。
そうすると膝の方向が自然に前を向き、膝下も膝と同じ方向に向くようにすると
くっつけようとしなくても無理なく勝手に膝が閉じられる。

先日見えたかなりのO脚の方は、電車で座っているのが辛いと言われていたが
この感覚を覚えてもらうだけで、非常に楽に座れるようになった。
体育座りや長座がうまくできなくても椅子に座ってやってみるのは
殆どの人が出来る。

体の流れと方向を意識していけば、無理なく自然に座れてきれいである。
日常動作を美しくできるようにしていくと、動きも自然で滑らかになる。
無理なくできるところから、確実に楽な状態を覚えていくことで
体は少しずつ変化していく。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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