新たに生まれる感覚を知る
誰の中にも「自由自在」のスイッチがある
自分のありかがわからないだけで
誰の体にも、自分を自由自在に動かせる方向につながるスイッチがあるが
それは一見して、すぐには目に見えないくらい気づかないところにあるので
整理整頓していかなければみつからない。
私はよくズボラして、取り込んだ洗濯物の中から
必要なものを捜して使おうとするが、あるはずなのにみつからない。
結局全部きっちり畳みながら、その過程で必要なものを見つける。
体も心も同じで「自由自在」のスイッチは必ずあるのだけれど
整理整頓されなければ、みつけることができない。
昨日は7月の東京WSに申し込みをして下さりながらも
どのクラスにも申し込めなかった方や、7月の日程では合わなかった方などを
私が東京にたまたま行く予定に組み込ませてもらって
少人数の小さなワークショップをさせていただいた。
前回3月のWSでお会いした方の体が
「えっ!?」と思うくらい変化されているのにびっくりした。
前回お教えしたことに「はっ!」と気づかれて
日々意識されていたら、体がみるみる締まってきたとのこと。
以前はつかめたお肉がなくなっていた。
お1人でなくこういう方が数人見受けられた。
別の方とお話ししていて思ったことだが
体の流れや感覚を誘導して伝えた時に実感されたことが
ひとりで帰宅して数日してやってみると思うようにできないこともある。
自分の体の感覚として刻まれてはいないからだが
私が誘導するのは「スイッチはここですよ~」と教えてあげるところまでである。
スイッチは自分でなければ押せない。
誘導して人が実感されるのは、私自身のスイッチを使っている。
電源が私のところにある。
しばらくはその感覚があっても、時間がたつと電源が切れてOFFになる。
私に「ここだよ~」と言われてスイッチを押してみて感じられたけれど
1人になったら、スイッチはどこだったっけ?となる人も多い。
この道を行って、その次の角を左だったよね~と
何度も余韻が残っているうちに、スイッチを何度も押して
「ここ!」と体に教えて、ようやく自分でそのスイッチを押せるようになる。
それは個人差があって1度で感じることのできる方、数度でわかる方
もっと時間がかかる方、様々だが、1度で感じられるからよくて、そうでないのは良くない訳でもない。
個人差があると言うだけの話だけれど
(繋がりが希薄な時)
(自分で掴めた時)
この方も、神戸のWSも含めて数度来て下さっているが
今回お会いする前に、参考になる動画やアドバイスをすると
今回は下準備がすっかりできていて
実際お会いした時には、どんどんつながっていった。
なかなかつながっていかないとすれば
つながりの電源を「外にある」と思われているから、と言う気がする。
私が誘導するとわかるのに、自分では、という方もあるが
外で得て、自分に取り込むのではなく
外で感じたことを、自分の場合なら
自分の体や心のことなら、どんなふうに自分の言葉に置き換えるか
の作業ができるかできないかの差であるかも知れない。
人それぞれ違う感じ方、取り込み方、伝え方
どのような方法でも自分の体に還元させるやり方があり
「外との繋がり」にポイントがあると思ってしまうと
外の電源が切れると「できない」と思ってしまう。
自家発電を使う道順を自分で何度もシュミレーションして
外の発光ダイオードでなく、自分の家の40wの電球だって
なんならろうそくでもいいわけで
自分の明かりをともすことで、自分の繋がりを作っていくことで
「自由自在」のスイッチを押せる。
自分で感じられたことを他の人に
「こんなふうにイメージしたらできたよ~」と伝えあいながら
みんなでできるようになっていく過程も見ていて面白い。
自分の中や先生の姿だけでなく
一緒にレッスンしている人からも、多くを感じながら
自分の感覚を育てて行かれるのが、見ていて楽しい。