坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
なぜ舞台では大きくて細く見える?
先日の舞台を見に来てくれた生徒さんが
「舞台では、実際よりすごく背が高く、いっそう細く見えましたけど
舞台ってそういうもの?」
・・・・・
誰でも背が高く、細く見える訳ではないと思いますが ^^;・・・
・・・
でも舞台ではレッスンの時より
よりいっそう集中して、中心に引き寄せて、そこから流れを引き出そうとしているから
体はすごく締まっていると思います。
リハーサルを繰り返しているから、実際細くなってますしね。
舞台の数日前、「中心に集める」と言うことをやっているので、その画像を。
(中心への集め方が希薄な状態)
(自覚して中心に集めた状態)
上はいつも通りの感覚で立ってもらったもの。
下は私が誘導して、どんなふうに中心に集めるかを体感してもらったもの。
肩は上の写真より降りていますし、体は締まって見えますね。
脚もすんなり見える。
この間、数秒です。
・肩甲骨を回し下げる
・脇を引き込んで、肩甲骨のラインと合わせる
・位置がとどめられた肩甲骨を更に腰方向に楽に引き寄せる
・お臍が背骨に引き寄せられて、背骨が長く伸びる
・胴体をできるだけ上下に長く引っ張る
・坐骨から土踏まずまで、流れを長く通しつつ、体の中に股関節を引き込む
・頭から足まで流れが底から先の空間に届いていく意識を持つ
ようするにいつもお話ししていることを使うと言うことです。
舞台の時だけ特別!はありません。
全ては載せきれませんが、どなたも「中心に集める」感覚を実感されました。
舞台の時だけ偶然できた!はありません。
日々やっていることが必然。
日々繰り返しやっていて、なかなかできなかったことが
舞台で突然できることはもちろんあります。
でもそれも偶然でなく必然。
繰り返してやってきたことが出来る時期が舞台の上で花開いたということです。
日々の積み重ねを丹念に報われるやり方でやっていきましょう。